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2009年2月13日 |
改めて国産機の【音】を懐かしく聴く。 |
まだエージング中だし、今聴いてる音が 本来の個性でもなかろう、今回開封した2つの奴。 ただ、現在基地で聴く ゼンハイザーのHD-650の音が、かなりいい音だし なぜ?それだけHD-650の評価が高いのかも 今回の10年前の製品(今回開封した)の オーディオ・テクニカのATH-W10 ヴィンテージ、とATH-A10アニバーサリーを聴いてみると 解ったかもしれませんね。
つまり かつての日本のオーディオ全盛期、性能表示数字の優劣や物資面に投入される 材質の高品位に(萌えた)部分がかなりあったなぁ〜・・・ってな、それを思い出すような 雰囲気とでも。
音楽の聴き方も、又オーディオ製品の評価も その人の好む音楽傾向と好まれる音質とで ほとんどが決まってしまう部分があるので 私の聞いてる傾向などを書いておくと ソースは主にCDですが
◎スクエア・カシオペア・松原正樹、今剛などの 80年代90年代付近のフュージョン系 ◎元気のいい系統でいうと 映画トランスフォーマーのサウンドトラック系 ◎ゆっくり、じっくり系でいうと、中西保志のカバーアルバム スタンダーズみたいな奴 ◎海外系では 80年代?ぐらいのAORとか 言われた付近の曲
そんなところでしょうか。国内の女性ボーカルも 元気の良い系統より じっくり聞かせる系が多いと思います。 ちなみに 使用してるオーディオ機器類は この日記の以前の部分を見て貰えばいいけど アンプ=ラックスマンL-550AU CDプレーヤー=パイオニアPD-D9 電気配線・電源コンセント系についても できる限りの一般電気配線からの隔離と 専用強化はしております。
さて1部で言われているような 認知度が高く、多くの方から評価される海外有名製品の ヘッドホンと比べて、このW10VTGと A10ANVが、さすがに10年前の国産製品なので 音の評価としては・・・・・・みたいな部分は、それが1970年代〜80年代などの かつての日本のオーディオ全盛期を知る世代と、現在のiPod系に類する機器での【音】が 常態の聴き方の世代とで 違っても仕方ないかもです。
音の粒立ちというか、リアリティ(音像)を追うとすると デジタル音楽全盛時代の 今の音楽には、有名海外製品のHD-650といえど 果たして?どうなのか・・・・と 実際に聴いてみて、思ってる人も居るかもです。 ※ 国内で5万円以上する価格の海外産ヘッドホンより 国産の1万円辺りのヘッドホンや ノイズキャンセリングヘッドホンの方が【聴きやすくて】評価される場合があるから。
ある程度の音楽を聴く〔楽しむ〕環境〔広さ〕があって そこでスピーカーを置いて豪華な サラウンド仕様とかじゃない普通の2CHで良いですが、じっくり家で聴いた事のある方が ヘッドホンを通して聴く場合は 普段のスピーカーで聴く時の感覚が どうしても残るのではないでしょうか。 それに比べて 部屋で大音量を出せない方が ヘッドホンを通してのある程度の 音量の音楽を聴く場合は 耳からの情報だけですので 音の捉え方がシビアというか 音との距離感とでもいいましょうか・・・・両者で思う以上に違いがあるのでは無いでしょうか。
ヘッドホンその物として 聴いてみた所で私的に評価しますと ※(あくまで密閉型とオープンエア方の性格に違いは置いておき単に聴いてみてという事で) W10-VTGは 音の厚みという点で HD-650に比べて 軽く感じられます。 またライブ盤を聴く時 よりリアリティがあるのはHD-650が上とも思えます。 高温の伸び、音の繊細さは W10-VTGが上で、アンプのボリュームを上げても 音が割れにくい(大音量でヘッドホンがビリビリいい難い)のはW10-VTGです。
総じて 安定的に安心して聞けて、十分な中音域があるので しっかりしてるように感じて なんでも聴きやすいのは 巷で言われてる通り、HD-650でしょう。 W10-VTGは 正確なしっかりした高音の伸びという意味じゃなく、きらびやか?な感じを出す 一方、全体的に軽い感じがあって 中低音にHD-650ほどは期待できない。 ただヘッドホンを聴いてる・・・・というより スピーカでの視聴を仮想して?そういう意味で より雰囲気を出して聴きたいと思うなら W10-VTGのようにも思えました。 それは木製ハウジングのヘッドホンだから・・・なんでしょうかね?
A10-ANVは W10-VTGに比べて 見た目に?より元気の良い、力強い感じなのかな〜と 思ってましたが、聴いてたら さほど性格は、変らないように思えます。
まぁ、昔の製品と今も続くロングセラー製品の違い、国産と海外機の音の捉え方の違い、 それらがよく解ったのは良い経験でした。 |
Posted by m55qe at 15:48
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