オーディオファンなら一度は使用してみたい、夢の超高純度6N Super high purity Silver 素線材を使用したシェルリード線です。試験素材はアナログ師匠からの贈り物Ortofon SPK-5000、6N超純銀高価稀少な貴金属素材です。
6N純銀線の試聴でまず気づくのは高い透明感と分解能、高域方向によく伸び独特の快い輝きが感じられます。遙か昔、FR-1 Mk3とe'ntre銀線を使用した記憶の、高域に偏った神経質な感じはまったくなく、歪みなく爽やかで透明感が高い。高純度銅導体より長いエージング時間を要します。当初は、高域によったバランスと感じますが、次第に低域も充実して広帯域にバランスします。
試作初期では、銅線材によるデータを参考として連日試作と試聴のトライアンドエラーを繰り返し、最終的モデルは編み線構造と内外二層構造で求める音を得ました。
オルトフォン・レッド、グラド・リファランス、ヤマハ・MC3、この3ケのカートリッジに魔法をかけた銀線には驚きでした。(中略)Moonさんの初期製品を手に入れて、ほとんど死蔵状態のカートリッジが甦り、クラシック、ジャズのLPがまたイキイキとしてきて、聴きまくった。最近、銀線に取り組みはじめたと…。この銀線をどのカートリッジに接続すればいいのか、迷いに迷った結果が3ケのカートリッジとなった。まるで魔法がかかったようにこの普通のカートリッジが自然な音楽を奏でてくれたのだった。クリアーだ、ダイナミックだ。彫りが深い、分離がよいなどの音の評価は超越して、音楽を自然に聴かせてくれる。わずか5mmにも満たない短い銀線がワクワクさせてくれる。これは、なににもかえがたいすごい男の知的な道楽だ。
(2010,08,07 東京都 AH様)
……KP-1100が手に入り、DL103とシルバー組み合わせをレポートします。最初は、まず無音部分がとても静かになりました。でも音が硬い感じで、すごく解像度はあるのですが高域優先で低音が前ほど響かなかったです。ところが、毎日2時間ほど1週間程度鳴らし込みすると、一変しますね。低音もよく鳴り響き、高音もバランスよく、なによりもこのバックの静けさ。KP-1100のSN90dBの威力もあるのでしょう。ボーカルの解像度もたまらなくすばらしいです。実在感ありありです。全体的に透明感ありながら生き生きしたサウンドです。DL103への取り付けも難なくできました。無理して(笑)よかったなと思っています。とうぶんこのシステムでいろいろ聞き入りたいと思います。良いリード線をありがとうございました。
(2010, 08, 20 姫路市 IK子様)
Super Silverは、すごいです。当初、高音よりに聞こえた音も、落ち着いてくると切れのよい低音がばんばん出るようになりました。音の切れが違います。エミネントとの相性もいいようです。追加注文したいところですが……(中略) やあ、すごい。シナジーのリード線も交換したいです。ふたを開けたら、非常に狭くて私の腕ではできないです。 (2010, 12, 19 神奈川県川崎市 KT様)
Moon Audio工房 ArchiveU(生産終了製品)
Seiren Super Silver
以下、Super Silver モニターレポート
…エージングが終わったなと判断したので。Mさんの意図とは異なるでしょうが、Accu C-27でXL-MC9 を狂気に誘うリード線はこれしか無いと決めてかかって間違いないと思います。この組み合わせで太刀打ち出来る別のセットを考えるのは遠慮したい。
特に高域の抜け切りが抜群で、Excellentでもここまでは研ぎ澄ませられない。ただし、そこに厳しさはあまりない。私自身はそこに俗音と紙一重のスリルを感じましたけど。Excellent的なベクトルへ振った音なんでしょう。粘りは皆無でこのパウダースノー的な音触りは好き嫌いを分けるかもしれません。( Excellentが粘り気の多いタイプではありませんが)濃密ではありますが濃厚ではありません。
試作Silverリード(0.465/30)では濃密でもなかった分、特にカートの能力(電磁変換効率)に強く依存する傾向があって、一定評価を得るには壁がありましたから。興味のある方はOrtofon純正のS ilverリード線と一対で比較してみると面白いと思います。非常に興味深い結果になる事請け合いです。(ただし、どちらも15時間はエージング要)Excellentとこれが10セットあったら、私はそれでリード線はアガリかな。 (2010,06,29 愛媛県松山市 SK様)