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■ へ ら 浮 き ■ |
■色止め(ラッカークリアとウレタンクリア)■ |
下塗り、化粧塗り、きれいに貼ったインレタ、などの色止めとはじき防止が必要です いきなりウレタンクリアで上塗りをすると色流れやはじきを起こしてしまいますので ラッカークリアとウレタンクリアの両方で砂吹きをします |
●その1. ラッカークリアで色止め・はじき防止-------------------------------- |
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色流れはじき防止とインレタの定着 マスキング:トップと足に水道用スキマテープ (剥がすときに楽だから使用してるだけです) 普通のマスキングテープで良いと思いますし マスク無しでもいいかもしれません。 ラッカークリア: (クリア1に対してラッカーシンナー2の割合で使用) エアーブラシ:圧0.3Mpa 0.3mm口径を使用 1回め・距離10cmぐらい、2回め砂吹き14cmぐらい 回転機で回転させながら吹く ※砂吹き:ボディとハンドピースの間隔を多めに 取って、塗料がボディに届く頃にはシンナー分が 少し乾いて付着するような感じです。 室温20℃前後 晴れ |
一度目:1回めを薄く吹く、1分後に2回めを薄く吹く。 1時間ほど乾かす。 二度目:砂吹き、1回めを薄く吹く、1分後に2回めを薄く吹く。丸1日乾かすため、翌日に回して帰る。 |
●その2. ウレタンクリアで色止め・はじき防止------------------------------ |
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ウレタン塗料は硬化するまでは、毒性があります。 少量ですが、吹くとなると霧状になります。ご注意を! ※硬化剤(イソシアネート)…毒性あり 換気扇そば、防塵マスク、塗装用ゴーグル、 使い捨てビニール手袋を使用 エンジンウレタン・クリア:2液性、ホビーショップで購入 (硬化剤1:主剤2:ウレタンシンナー3の割合で使用) エアーブラシ:圧0.3Mpa 0.3mm口径を使用 1回め・距離10cmぐらい、2回め砂吹き14cmぐらい 回転機で回転させながら吹く ※砂吹き:少しハンドピースを離して吹く。 室温20℃前後 晴れ |
一度目:1回めを薄く吹く、1分後に2回めを薄く吹く。 1時間ほど乾かす。 二度目:砂吹き、1回めを薄く吹く、1分後に2回めを薄く吹く。 24時間乾かすため、家に帰る。 |
(乾燥を急ぐ場合、ヘアドライヤーの使用もそれなりに効果的です) |
■ウレタン塗料で上塗り仕上げ■ |
色止めはじき防止より必ず24時間以上の乾燥が必要です(室温20℃)48時間の乾燥硬化後が 理想とのことですが、実験の意味もあり21時間後に上塗りしました。セーフでした。 12時間では、文字が流れたり下地がグジャグジャに湧いたりする事があるそうです。 |
(乾燥硬化を急ぐ場合、ヘアドライヤーの使用もそれなりに効果的です) |
●ウレタン上塗り1回め-------------------------------------------------- |
もうすぐへら浮きの完成です。 マスキング:普通のマスキングテープ (水道用シールテープでは溶けると思われるので) エンジンウレタン・クリア:平筆で塗る (硬化剤1:主剤2:ウレタンシンナー2の割合で使用) ※ウレタン塗料は毒性があるため、使い捨て手袋、 換気扇のそば、マスクする、で作業 ※平筆は、ボディよりチョイ幅広の馬毛、8を使用 室温22℃前後 晴れのち曇り |
1回め:ボディの上から下に向けて塗ります。筆の返しはおこないません。筆を塗料皿の淵で軽くしご いて、垂れない程度に、1回で塗れる量。また途中でかすれない程度の量を筆に含ませて塗ります。 難しそうですが、やってみるとそうでもないです。塗った直後は、まるでドブ漬けのような雰囲気です。 ホコリが付かないようにすぐに箱に入れて翌日の作業に回す。24時間乾かします。 ※上塗りの写真(上と下)は、翌日の昼休みに撮影したもので、こんな風に塗りました。のイメージ写真 です。塗装中の写真ではありません。撮影しながらですと、一気塗りとホコリ付着の問題が出ます。 |
●ウレタン上塗り2回め-------------------------------------------------- |
マスキング:マスキングテープ(塗料だれを防ぐため) エンジンウレタン・クリア:平筆で塗る (硬化剤1:主剤2:ウレタンシンナー3の割合で使用) ※1回めの粘度よりも薄くなるように調合しています。 ※ウレタン塗料は毒性があるため、使い捨て手袋、 換気扇のそば、 ※平筆は、ボディよりチョイ幅広の馬毛、8を使用 室温22℃前後 晴れ ※オット〜うっかり塗料皿をひっくり返してしまった。 すっごい匂いです。やっぱりマスクはしたほうが…。 |
1回めより21時間後の作業となりました。インレタ文字の上を触ってみると少し盛り上がっているような ので、1500番の耐水ペーパーで文字の上を砥ぐ、文字が艶消しになるような感じです。が、砥ぎすぎ て文字まで削っては困ります。当たり前ですね。また、微妙に付着したホコリも軽くペーパー掛けです。 2回め:まず掃除です。1回目と同じ要領で平筆にエンジンウレタンを含ませて塗りますが、筆むらを 防ぐために筆の返しはせず、上から下への一方向のみです。 箱に入れて24時間以上乾燥です。 |
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※巨匠は、塗ったウレタンを全部砥ぐ位の気持で、5回も塗るそうです。 恐ろしや、です。 |
■へら浮きの完成です■ |
途中の仕上げ工程の説明は省略です。とりあえず完成! |
●普通この写真が最初では?-最後でいいんです! |
完成後のウレタンクリアのテラテラとした美しさは、たまりません |
●インレタ(マックスラボ)をマスクにして使用する方法もあります。 文字など、塗料の色とか厚みを自由にコントロールできるのが、良いところです。 |