34松前小島〜深浦〜佐渡赤泊
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7月31日松前小島5:00出発曇り波1m
  昨夜と一変島はまだ深い眠りに着いたままである、静かに港外に出て艫作岬に向け進路を取った、天気予報では南西の風であったが微風であり方向が定 まらず又もや機走である見渡す限り全く障害物はない、スタンパルピットに取り付けたバケットーシとに身を任せウトウとして睡眠不足を補う、日も高くなった頃 真西方向から大型の漁船が近づいて来る、この様な場合は進路を譲るのは海上衝突予防法の決まりであるが、右に進路変更すれどもなをもこちらに向かっ て来る、見慣れた船型であったので船名が確認できるくらいですれ違ったところ能登小木港を母港とする冷凍設備を備えた大型のイカ釣船で乗組員が手を  振りながら津軽海峡えと消えていった。 深浦港は15:00入港早速温泉に行き又成田さんとも再会でき、ここでも孫の土産を買い足した。

8月1日05:00の出港した。昨日と同じく風が定まらず海面もさざ波程度でヨットも全く揺れない、北前船は、この様な天候であれば深浦港で風待ちの日々が続いた事であろう,海上では凪に勝る事はない、40馬力のジィーゼルエンジンとオートパイロットが、すねることや文句も言わずよく働いてくれる、とりあえず凪の間に出来るだけ距離を稼ぐことで、佐渡赤泊までの190マイルを一気に走りきる事にした、男鹿半島沖を通過秋田が近くなる頃にはマグロでも釣れないかと流しておいた疑似餌にリールのドラックが悲鳴を上げている、船足を落としラインを引こうとすれども凄い力で引かれる、てっきりマグロと思いモリをを用意する、ようやく魚影が見え出したが鮮やかなコバルトブルー、がっかりシーラである、大きくてタモニ入るサイズではないモリを打ち込みデッキに引き上げ跳ねないようにしつぽをラッシング一休み、その後も解体と掃除に大変だ、これで釣りは終わりにした。

 日が落ち北西の風が5〜6mセイリングのみでは3ノット、エンジンを1500回転ぐらい回すと6ノットをキープできる、途中粟島に寄って「おと姫の湯」にでも浸かりたい衝動にかられるがよく考えると火曜日は休館だ、早く気がついてよかった。夜明け前に佐渡最北端弾岬灯台の火を確認できた、佐渡海峡は対馬海流の反流があるらしく連れ潮の感じで気分的に楽である。
  北前船は北海道に向かう場合能登から佐渡の沖を通り対馬海流を利用したと言う説もうなずける 佐渡は何度も来たことがあり二度ほど全島一周もしているそれで今回はまだ入港していなかった赤泊港に決めた。
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巨大シーラ
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