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スービックマリーナからボルナオ
 3月27日12:00 17日間滞在したスービックマリーナを後にした、最近夜間になると東風が強く深夜にはひゅうひゅう言っている、スービックベイ独特のものかと思っていた。
スービックベイ入口にある灯台
 強力オートパイロットST6001+は故障したまま予備機ST4000ではこころもとない、ウインドベーンをセットして使用できる状態にしたが今回は初めて使うことになる、船尾にベーンをセットする場所がないので分離してタワーゲートの上に付けてみた、私独創の試みである、うまく作動してくれればよいがこの先心配だ。
水中ブレードもセットした、明るいうちにいつでも使用できる用意が出来た。
 ここまではよかった スービックから次の寄港地フイリピンルソン島中間の出っ張った岬があるここはボルナオと言い台風でも避難できる良港らしい130マイルの航程である、東の風を受け快走と思っていたが日が暮れると強風になり30ノットを軽くオーバーしかも波が悪い、めったにスプレーを浴びない船であるが今回は違っていた。
 日が暮れ、予備のオートパイロットが又もや故障、最後のウインドベーン強風では何とか効いてくれるが風が落ちるとコースが外れる、後は手動のみ、ところが小型のバンカー船がイカ釣りをしているのかやたらと多い、かすかな灯火その間を縫うように走らなければならない、それも夥しい数、若しも衝突すれば保障問題ですぐには帰国できないだろう、ここは正念場、意を新たに前方注視した。
 深夜半分ぐらいは来ただろうかイカ釣り軍団は居なくなったが今度は赤や緑のフラッシュライトが数か所確認できる遠くでサーチライトで合図をしているようだ、変針して避けるが遠近が分からず遠いと思っていた暗い灯火がすぐ近く、なんと今度は流し網白いフロートが続いていた、そのあとも何度も出くわした、なんと難しい海域か、夜が明けると
 イカ釣りを終えたバンカー船が次々と左から右に横切って行ったその数は100艘は下らないだろう。
 日が昇と今度は3m位のうねりが前から襲ってくるしかし連れ潮6ノット前後で潮がヨットを押してくれる、難儀した航程であったが午前11:00予定の時刻にボルナオに入港できた、。
 湾内を一通り見てアンカーポイントを探していたがどこでもよいと言う訳にはいかない養殖の生簀がやたら多い所だ、バンカー船フェリーの発着場から出てきた船にアンカーポイントを聞くとここはOK と言っている水深15m、ここのロケーションもとても良い所だ早速アンカーを落とした。
 ゆで上げてあった冷たいうどんをすすり横になったところ来訪者があつた、この地のヨットマン マークとデブィである、特に帽子のデブィーはヨットには詳しくフイリピンやマレーシアの海域に詳しい彼はパスポートの写しをだし、オートパイロット故障なら日本まで同行してもよいと言っていたがシングルハンドがポリシーなので断った。
 丁度昼時だったのでビールで乾杯塩ラーメンを造りそして明日インターネットが出来るタウンまで連れて行ってくれると約束をした。