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台湾ホービーフ〜石垣
 ホービーフ入港して六日目連日東からの強風が吹いているここも青森の竜飛岬同様風の通り道なのか、世界を周航された浅生さんから天気予報の新しいサイトの見方についてカタマラングループと一緒に講習を受けた、そうして4月9日早朝出航と決めた。
 コーストガードからまだ出港証明を貰っていない、早速マリーナオフイスからコーストガードに連絡してもらった、イミグレーションは片道3時間の道のりをマリーナまで来てくれパスポートに出国スタンプを押してくてた。
どうも出港許可は直前にならないと出ないらしい、午前7時出航と伝ええあったが風が納まるらない、午前9時カタマランは出航したプロの回航屋とクルー3名の4人であり艇は44フィート、こちらはシングルハンド大きな違い一緒に行動は出来ない、さらに天気予報を確認するが24時間後でないと出れないようだ、半ばあきらめ艇内でくつろいでいたら船の揺れに変化が出てきたうねりが少しマリーナに入るようになった、台湾東海域の風に変化が出た証拠だ、早速コーストガードに連絡出港証明の催促をした、そして係官が来てスタンプを押してもらって午後5時ホービーフマリーナを後にした。。
 丁度干潮時であり港入口のリーフが大きく現れていた
 墾丁あたりのリゾート地を左に見て台湾最南端の岬に向かうのであるが吹き出しの風が強い14m位は吹いているこのまま太平洋に出ればいっそう強いのでないかと心配した
 岬の先端灯台付近の風は懸念されたほどではなくうねりも低かったしかし北上するには8m位の北東風エンジンのみで進むが速度が一向に上がらない2ノット前後だ、岸よりに進路を取るがどうも黒潮の反流があるようだ、冲に出て黒潮を探すよりしょうがない。
 しかしこのような状態が4時間は続き石垣保安部に通報した11日午前9時到着が難しくなってきた。
 夜がけ緑島のあたりでは雨がすごい視界半径30m、レーダーを頼りに恐る恐る進む、台湾ヨットマンの情報でも島の左でも右でも黒潮は同じ程度らしいが風の都合で左を通ることにした、島の左2マイルを通ったがついに島影は見えなかった、午後には雨も上がりいよいよ黒潮の本流に乗ることが出来た、艇速は7ノット8ノットマックス9,3ノットまで行ったこれは瞬間でなく平均値だ。
 綺麗な訪問者、いや虫、航海中、いろいろな訪問者がいる、鳥、トンボ、蝶々、などであるがこのような綺麗な虫は大歓迎、これこそ虫眼鏡で目を楽しませてくれた。
 台湾沿岸に沿って北上するが最初は花蓮あたりで東に変針と思っていたが10日後半から南寄りに風が変わるらしい調子に乗りあまり北上すると石垣に向かうコースは上りになってします、黒潮本流に見切りをつけて早めに転進したしかしまだ早くてもよかったような気がした、このあたりでは漁船がよく操業している、一隻が近寄ってきて手を振ってくれた。
 夜半与那国島に差し掛かった時風も強くなりフルメインで走っていたがウエザーヘルムが強くなり予備のオートパイロットでは付いてゆけなくなった艇速は7〜8ノットメインを下しジブだけ、この方はハンドリングし易い、それでも7ノット前後だ。
 竹富島も近くなり電話の圏内に入ったので海保、C.I.Qに入港時間午後2時と連絡した、石垣港では北朝鮮のミサイル発射に備えPAC3が配備されヘリが忙しく発着していた。
 午後1時50分着岸検疫、入管、税関、海保と次々質問を受けたが入国に関する書類は全部そろっていたので30分位で済み無事帰国手続きは終わった。