真夏の回航大阪淡輪〜プサン
      そして孫を連れて韓国見て歩き
2014年7月17日〜7月28日
 韓国YOON氏から大阪にある34フィートヨットを釜山まで回航してほしいと依頼があった、大阪〜プサンなら近い詳細は聞かずOKした。
 瀬戸内海を航行するには海も穏やか妻は一度経験もあるので一緒に行かないかと話したところ、もう一度韓国に行きたいと言った、これがこのあと思わぬ方向に話が進展する始まりとなった。
 よく話を聞くと、韓国のヨットを買った新オーナーは勉強のため一緒に乗りたいと言ってきた、艇を販売したOさんと連絡を取り16日淡輪マリーナで落ち合う約束となった。
 収まりがつかないのは妻である、私には3人の外孫がいる、上二人は高2中2の女子、3番目は小5の男子、上二人は5年前夏休みに韓国に連れて行き2週間ヨットで滞在したことがある、物心の付き始めた長男は、僕はまだパスポートを持っていないと言っていたのでこの夏休み北海道でもヨットで連れてゆくかと思っていたが、妻は今すぐパスポートを取り私は孫を連れてインション空港に行くから釜山から二人を迎えに来い、と言いだし話が飛躍してしまった。
 このような機会も二度とないかと思い話を飲むことにした。
大阪淡輪マリーナのヤマハ34S
 大阪淡輪マリーナは辺地である、電車を乗り継ぎ13時ころ駅に降り立ったがタクシーはいない、炎天下、どこかで昼食をと思ったがそれもかなわず通りすがりの人に尋ねたところマリーナにレストランがあると聞きさらに重いバックを引きずり歩くこと30分ようやくマリーナを見渡せる2階のクラブハウスにたどり着いた。
マリーナ陸置き艇


 待つこと2時間午後3時ころ税関職員を伴ってO氏が訪れた輸出艇の立ち入り検査である、問題なくクリアーその後岸和田税関支署に赴き輸出許可証と出国許可を貰いいつでも出港できる書面はそろった。
 税関で新オナーと落合このヨットは韓国の仮国籍を取ったためJCIの検査の制約は受けないが日本の指定された港以外には入港できない。
 同乗者は一名と思っていたが2名となった、この後言葉が全く通じない二人と4日間行動を共にすることになる。
 O氏の車で必要な食糧等を買い出しをするが燃料軽油は最低40L必要だ、ホームセンターに行くが軽油を入れるポリ缶がないようやく手に入った時は午後8時を回っていた。
ニュージランドから来た大型艇
淡輪マリーナを後に
 淡輪マリーナは和歌山県寄り、明石海峡を抜けるより鳴門海峡の方が5マイルぐらい近いしかし潮流が問題午前中に鳴門海峡を抜ければ問題ない、午前5時出航した。
大阪湾に昇る朝日
第一の難所、午前11時鳴門海峡が近づいた
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 備讃瀬戸を抜け瀬戸大橋まで来たとき潮の周期が向かい潮速度が上がらない4ノット位ペラに何か絡んだのかと感じるくらいこのままでは余計に燃料を使うことになるので休息の意味もあり島影に避難することにした、韓国籍のため入港するには税関、海保など事前連絡しないと罰せられる、適当にあるもの、ラーメンお結び等で空腹を満たし仮眠を取り23時ころ出航と決めた、ところが清水ポンプの音が止まらないトイレを見るとシャワーを使っている淡輪を出るとき清水タンクは満タンにしてきたがSタイプのこの艇タンクの容量は知れたもの、釜山まで後3日はかかるその間の炊事用の水と思っていたが言葉が通じないこともあり注意できなかった、よく見ると洗濯までしている二人が終わった頃にはポンプは空転していた、22時ころ目を覚ますとなんと近くに海保巡視船が停泊夜霧にまみれこっそり航路に戻った。夜明けの頃連れ潮に乗り快走、気分が良い。
 広島県クダコ水道に差しかかったところ5〜6mの風があるにもかかわらず寒気が南下しているらしく霧が水道あたりをスッポリと覆っているそして広島あたりにたなびいている、珍しい現象だ、しかしこの先狭い水道を航行するにはレーダーを装備してないこの艇不安が頭をよぎる、しかし近ずくに従い冷気を感じるが霧は徐々に晴れてきた。
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