航海も終盤ツバメが避難
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 4月から5月にかけ航海していると夜間方向を見失ったかそれとも群れから離れたか渡りのツバメがヨットに羽根を休めに来るつがいだろうか寄り添っている
 力尽きたのか明るくなっても飛び立とうとはしない自然は過酷だ試練に勝った者だけが日本にたどり着き子孫を増やすことが出来るのだどれだけ多くのツバメが命を落としているか計り知れない、この後このつがいは死んでしまった心の優しい24歳のセオル君がペットボトルを組み合わせいかだを作りそこに死骸をを乗せはしで十字架を作り水葬をしていた
 このヨットには電子機器が多数装備されていた、大型船には船名行き先などの情報を発信しなければならないシステムの構築が義務化されているがそのAISがある、これを利用すれば航行する本船の行き先や船名などが一目瞭然だ、そのほかHFのアマチュア無線もあったが電波状態が悪く交信できなかつた、またこの無線機を利用した気象FAXも受信できる設備があったが電波状態が悪く使用出来なかった。
 父島同緯度を通過二日後インマルサットで家に電話したところ今、日本列等はすごい嵐だ大丈夫と妻は言っていた、日本が荒れているなら着くころには好天になるから心配いらないと答えたが案の定本当の凪になつてしまつた、ゼノアに変えフルメインにしたがそれでも3ノットこれではいっになつたら着くか潮岬迄200マイルの距離、恐る恐る機装を試みたドライブの音がするが熱を持っていないようだ1800回転で4ノットやっとだ、我慢我慢。
 2000回転に上げても速度が3,5ノットプロペラが開いていないのか確認のためヒーブーツで潜ることにした水浴びもしてていないので私が潜ることにした幸いペラは大丈夫、黒潮の反流なのだろうか、それにしてもグワムでは結構汚れていた船底は真っ白になっていた。
 大王崎の灯台が確認でき3時間ぐらいで電話が通じるようになったそして日之出には伊良湖水道に差しかかつたあと20マイル。
 ゴールの津ヨットハーバーがまじかセイルを下し船内清掃とかたずけが大変オーナーから言われていたが津ヨットハーバーは入口が浅いので満潮時しか入港できないと聞いていたが潮汐を調べたが満潮期にさしかかつていたので一安心
 津ヨットハーバーに滑り込み舫いを取り9日間の航海は終わった直ぐボトムアップ船底に異常はなく綺麗になっていたそれほどハイスピードの航海であった。クルーのみなさんお疲れ様有難うございました。
終わり