下関
下関漁港
私の予報ではこの頃になれば梅雨前線が北上して九州は晴れで夏空がと思っていたが今年の天候は異常だ、今だに鹿児島あたりにとどまり豪雨をもたらしている様子、下関で二日間留まることになった、三日目に前線が福岡あたりに北上との予報今だと思い関門を抜け周防灘に出たもののスッキリしない空模様大分県姫島に入港して一夜を過ごした
魚やさんからタイを買って食べたところタイの鯛が現れた
姫島を時間調整のため午後出港夜の豊後水道を抜け知人のいる大分県佐伯に入港することにした雨と霧で視界が悪い間近になり掃海艇が現れた。
 ここでは空に近い燃料タンクを掃除して軽油300リットル給油した。
雨の上がった大分県佐伯上浦港を午後2時出港鹿児島県佐多岬へと進路を取った
志布志から大泊の向かう海岸線
ロケット発射場が見える
 天候がすぐれない、種子島屋久島雷豪雨突風の注意報が発令されているしかしあと40マイルなんとかなるだろうとの思いで陽の落ちた佐多岬を後にした屋久島までの半分ぐらい来た頃から屋久島方面に真っ黒な雲稲光が絶え間無いそして向かい風、ここが我慢のしどころかとも思ったが何しろ後ろに同伴者がいるここでは大事をとって大泊まで引き返そうと判断したことが大きな誤算だった。
 後方からの風で心地よい帆走に返ったが長続きしなかった艇は佐多岬の強潮流域に入ったらしい三角波の襲来あたりは真っ暗、艇は大きくローリング曳航のボートが転覆しないか心配でならない、若し転覆した場合曳航索を切らなければならないナイフのありかを確認波とヨットに運命をあずけた。
 夜明け前大泊港の赤灯台をたよりに夜の明けたばかりの大泊港に入った。
この港はうねりが侵入するようで漁船は振れまわしで係留されていた、天候が冴えない南西の風が強いらしいそれにしても上空を流れる雲がちぎれて飛んでゆくように見える、土曜日であったが午前中給油日曜日は一日休息することとした。
 月曜日になりようやく鹿児島地方も梅雨明けしたらしく青空が望める午前7時嘘のように静かになった海面を滑るように屋久島を目指した。
夕刻屋久島宮之浦港に入ることができた
 古い港湾案内書しか持っていなかったので宮之浦港の係留場所が不安だったが入口に立派な岸壁が整備されていた。
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