ヨット回航ネルソンマレック40静岡沼津〜能登九十九
2017年10月11日〜20日まで
 静岡沼津にネルソンマレック40アメリカ製レース艇がでたと連絡を受けた、私は即座に買いますと返事をしてしまつた、なぜだろうか?今乗っているヨット今年1月沖縄から乗ってきたヨット、純クルージング艇クラッシクなスタイルこの艇は私を世界どこにでも運んでくれる頼もしい艇である、他に乗る艇は無いといつも思っている。
 しかしその反面静かな海面をウエーキーを引き軽快に走るレースボートにも興味がないわけではない、三年前グアムからスプリント51を廻航したあのフィーリングが忘れられない、この思いが頭の片隅にあったのだろうか直ぐ回航計画を練った。
 単独でもいいがいつも私のヨットに乗ってくれる幼馴染のやっちぁんに声をかけたところ行きますと軽く返事をくれた、彼は船舶免許ももつていないし力仕事はまずダメその反面口は達者、話し相手にはいいか、との感じ。
 静岡県沼津市重須ここは漁協絡みの係留地沢山のヨットが整然と現れるバスを降りるとひときわ高いマストが目に入る。
 午後6時現地に着いた、秋の日は短いすぐ暗くなってしまったとにかく明日は航行区域変更のため小型船舶検査機構の臨時検査を受けなければならない
 検査官の配慮で、朝一番検査官来船装備品の確認灯火の確認等簡単に終わったが午後にも検査証書が出ると言われたが交通の便利が悪いバスを乗り継ぎ沼津支部に2時間掛りでようやくお墨付きを貰った、あとは燃料補給、食料の買い出しが済めばいつでも出航できたが長旅の疲れもあるので今晩は休息あす10月11日夜明けに出港することとした。
 肝心なのは天気予報、一週間前から逐次予報を見ていたが下関関門海峡を通るより津軽海峡の方が良さそう距離的にはさほど変わらないからだ。
ただ北周りだと寒さが懸念される、その対策はして来たが。
 沼津には数回訪れているがなかなか富士山が拝めない厚い雲が夕方の一瞬であったが晴れヨットと富士がアルバムに加わった、富士が見えるということは風が強いということか、我々がヨットで太平洋を漂うときは見えない方がよろしいかとも思います。
 午前6時重須を出た風はなさそう、駿河湾に出てメインセイルを上げるケプラーセイルやはり大きいそれにワンポイントリーフしかできない少人数では扱いきれない代物だ。
 風が定まらない石廊崎を過ぎてもジブが上がらない神子元を通過したあたりから風が急に強くなったワンポイントリーフのメインでは扱えないオートパイロットがもたないメインを下ろしラッシング船内にあったトライスルをあげたがやや力不足30フィートクラスのメインを持ってくれば良かったのだが仕方ない。
 
大島あたりで風も強く波も大きくなった予報通りだ、波浮の港に入る方法もあったが風は幸い追っ手だそのまま房総半島野島崎を目指した。
 銚子を過ぎ朝日が昇ったころ風も落ちたが予報では濃霧注意報が発令されている、一旦海に乗り出せば怖いことばかりだが濃霧も最悪だ。
夜が明けぼんやりかすむ銚子
 魚がよく釣れる、カツオ、メジマグロ、シーラ、イナダなどの青物三度さんど刺身
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