下田〜弓削海の駅
 石廊崎の風力発電強風で稼ぎどきとも言えるが13基全員サボタージュ
youtube石廊崎https://www.youtube.com/watch?v=ZolPSOTh-Vw
 仮装着したオーパイST4000本当は舵輪の内側に取り付けるものだがそうすると駆動モーターの入る余地がないので外付とした、そのためモーターの電極+−を逆にする必要がある。
 御前崎を過ぎ浜松のランドマークビルが見える遠州灘で落日を迎える、波も風も落ちた黒潮大蛇行のためか魚が釣れない。
 夜が明け熊野灘新宮沖あたりで初めてカツオが釣れたが油ののりが悪くあまり美味しくなかった。
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 正午に串本に入港したが今夜の紀伊水道は追い風で穏やかすぐ出るつもりとりあえず2時間仮眠そのあと魚連で給油午後5時鳴門海峡目指し出航した、鳴門海峡迄は94マイル10時間のレグしかしいつもこの行程では難儀を強いられ順調に航海したことがない、今回もこれを見越して鳴門の潮流に合せて早めにスタートした。
 天候は最高風も弱いが追い風、潮岬では向かい潮で苦しめられるが今回は連れ潮幸運だ、日が暮れると次々と追い越してゆく貨物船の引き波に翻弄されながらも満天の星空冬の星座オリオンがひときわ輝き目に飛び込んだ。
 あれよあれよと考えていると白浜あたりまで来てしまった、新居浜の古川先生から電話をいただき弓削でのお礼を言っているうち日御岬の灯光が見えてきた。しかしこれからが長いのである。
 
 
 あれだけの晴天だつたが日御岬を過ぎたあたりから雨になった。鳴門まであと5時間このまま進むと南行の海流向い潮だ、早く着きすぎ、このような場合小鳴門海峡を通れば潮はそれほど強くないと聞いているコースを小鳴門に変更した。
 小鳴門を夜間進入したことも何度かあるが赤灯台の直近を回りこむことが必須右は岩礁韓国向けのヨットが何艘も座礁したと聞いている、航路に従って進入すると緑の灯火がトランジットで見えてくる
 小鳴門海峡も終盤大きな赤い橋があるこれを超えると向い潮が強くなった海峡出口では最も強かったが諦めるほどではない、どうにか抜けて備讃瀬戸に向かった。
 播磨灘はことのほか穏やかではあるものの小雨と霧が発生し視界が悪くなった備讃瀬戸航路浮標を過ぎても小豆島の地蔵崎灯台が見えない状態悪い時は視程100m位か前方はもとより後方をにらみ注意深く航路の外側を航行これでは体が持たない、瀬戸大橋与島に入ることにした、ここでは視程もやや良くなったが霧の夜間航行はレーダーのない船には危険すぎるギブアップだ。
日本バブルのころフイッシャーマンファーフがあり観光バスがひしめいていて遊覧船が就航していたが施設も取り壊され桟橋だけが残ったヨットの休息の場所としては最高である。
 翌朝には霧は治まった、弓削海の駅で新居浜の古川先生が私の到着を待って3日目と言うことで是非とも寄りたい40マイルの距離午後には着けるだろう。
弓削大橋
 弓削海の駅、前方の役場庁舎桟橋があり陸電水道OK、
古川先生愛艇あさ風、この海の駅は便利がよく年間500隻が訪れるらしい