下関〜釜山

　土曜、日曜、とも天気が良いだけど月曜日しか通関できない、月曜日朝一税関に行く、行くたび係官が変わるので話が一律ではないこれには困惑する、何かとクレームをつける税関の存在感をアピールしているのか、私は輸出の委任を受けた人にもかかわらず売買契約書の印鑑が実印でないと言い出す、私には関係ないことこのヨットは売買契約が成立して金額の支払いが済み韓国領事館がこれを認めて国籍証まで出しているのだから今更クレームの付ける余地がないはずだが？
　月曜日通関が終わり出航届けを出した、午後にも出航したいところだが夜からの天候が悪く寒気の南下で北九州でも雪の予報
あくる火曜日朝からすごい風ゴーゴー唸り声が上がっている近くの下関駅の電車の音かとも思うくらい、おまけに雪が降った。
　下関で５日めの朝夜が明けても西風が強いしかし予報では10時頃には弱くなるあまり早く出ると夜明け前に釜山ヨットハーバーに入港となる、しかし10時頃には風も落ち我慢できず出航した。
　響灘に出ると昨夜までの風はうそのように治まり煙突の煙も真っ直ぐに登っている。

　日本海玄界灘は魚が濃いすぐに釣れた早速刺身脂がのっており美味しいこの時期は太平洋の魚より美味である。

飲み残しのアルパカが空になった明日には釜山まだ「かのか」がある十分だ。

　早く出航したので世界遺産
「沖ノ島」に寄ってみよう数年前には上陸したことがあるが世界遺産に登録された以上上陸はしなくても港に入ることは可能だろうと思っていたが近づくと日暮れが迫ってきた。

夕日が綺麗沖ノ島にに沈む夕日素晴らしい写真が

沖ノ島にドコモの中継所があるのかそして対馬を超えても圏外にはならない、韓国の明かりがみえる前に韓国の電波に切り替わる圏外区域はほとんどない
対馬の灯台灯火を左後方に見て前方にグリンの光が見える右向きの船かと思っていたが近くなると釜山港の山にある導標の光それにしてもすごい到達距離灯台の比ではない。
　釜山が近づき海雲台のビル群の灯りがすごい、夜間進入の醍醐味である。

１００階建てのビル群その左下がヨットハーバーだ

午前6時夜明け前のヨットハーバーに滑り込んだ

訪れるたびに１００階建てビルが増えている

片付けをしていると買主が現れQIに行きスタンプを貰い入国審査終わり高層ビル群１階のレストランで歓迎のランチとなった。

今航海を振り返ると港に入り安全な場所にいるとき強風が吹き荒れたが航行中は穏やかな天候に恵まれた、また艇も問題なくエンジンも新品だったので１２月中としては比較的楽な公開であった。

無事回航終了