昨年末から、夢の島〜新潟までナウティーキャット331の回航依頼を受けていた、モーターセイラータイプだから船内で操船できる4月初旬はまだ寒いがこれなら雨が降っても大丈夫二つ返事で請け負った。津軽海峡経由と南下して下関経由があるが距離的には北上する方が100マイル近い迷わず津軽海峡経由を選んだ。4月1日桜のつぼみもほころび開花宣言が出たとき新幹線で金沢から東京に向かった。
 艇との対面、名のとおったフインランド名艇ナウティーキャット外観はよく目にするが乗るのが初めてしかも新艇に近い代物、気が張る
取り扱いも慎重にかからなければ、燃料タンク500リットル、エンジンはヤンマー4JH4TE67ps我がファーストウェーブ号と同類だがこの艇は16バルブの新型だ
頼もしいエンジンだ。
 代理店スタッフから一応艇の説明を受け4月2日早朝出港の準備をした、新オーナーの配慮で接舷用の俵が2個追加されていたので心強い。
 更にこの艇にはにはバウすラスタ船尾にもスラスターが装備されており狭いところの接舷も楽だ。
4月2日午前5時30分人影もまばらな東京夢の島まリーナーを出航した。
 浦安デズニーランドを左に見て東京湾に出たがAISには無数の大型船がひしめいているその中を縫って海ほたる中ノ瀬航路第一海堡第二海堡の間を通り浦賀水道航路に至り太平洋と進路を取るが東京湾には小型船でも独自の航路外航行推奨ルートがある、航路外には乗合の釣り船が多く緊張する海域である。
うみほたる前方ブイの右側を進む
 房総半島館山沖あたり船も少なくなったのでセイルを揚げたローリングも止まり安定したが風弱し出航したばかり先が永い機走6ノットで進む。
この艇の装備は素晴らしいオートパイロットはもとよりミズンマスト先端にテレビアンテナが取り付けてありこれが優れもの仙台を過ぎても画像の乱れがなかったので退屈しなかった。
海況は悪くない天候も安定している走れる時は走るのが回航の鉄則距離を伸ばした。
復興整備されたリアスハーバー宮古
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