GibCea352葉山〜能登小木860マイル単独回航    
2018年7月2日〜7月16日
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 神奈川のヨットブローカーY氏からギブシー352が出るのでと5月頃情報を貰った。
 昨年10月廻航したネルソンマレック40は純レース艇古希を過ぎた私には手ごわかったのでロシア人に譲りこの艇を買うことにした。
 6月中旬に引き渡しと聞いていたが延々になり7月になってしまった。
 ヨット発祥の地と言うものの車がないと
不便なので天候も考え取りあえず北茨木市の大津港迄行くことにした。
 回航に必要な備品をあらかじめ送ってあったので7月1日午後3時に葉山に行き艇を受け取りオートパイロットの取り付け、2日午前中出港のためあたふたと準備した。
 
7月2日早朝散歩、関東甲信地方は梅雨明けで昨日は日曜でも有り多くの人出でにぎわっており夏本番来たりの感じであったが早朝は静かであつた。
葉山マリーナの早朝
午前10時2日分の食料をコンビニで買い出航した、烏帽子岩を回り相模湾に出たが風は南8m強コースを落とし佐島あたりに向かえばギリギリの上りしかし佐島沖に大きな定置網があり仕方なくジブをファーリングワンポイントリーフのメインだけで機帆走、波に叩かれ速度が上がらない、日差しが強く暑いようやくシーボニア、や油壺を過ぎ城ヶ島に架かる橋をくぐり房総半島千葉館山が視認出来るころには風も少し西に振れジブも張れることができた。
房総半島に沿って東進風は南西うねりに揉まれながら星を眺め悪くない航海であった
銚子沖まで来た頃夜が明けたが霧が発生本船航路エンジン音がするが船影は見えない
レーダーを取り付けてないので前方を凝視するしかない、レーダーリフレクターは取り付けたので少しは安心。
夜が明け日の出ころには銚子を超えたが釣り船
や漁船が操業気が抜けない、北茨木大津港迄は
後50マイル10時間時間必要
仮設のオートパイロットがよく働いてくれる
このラットはボルトが緩まず外せないので外側に取り付けた、そのためモーターの電源をプラマイを逆に接続事なきを得ている、もう一点ラツトのスポークが5本通常は6本だがこれが問題、固定のため4mmのタップを切り5cmのボルトと結束バンドで固定している苦肉の策である。
午後5時北茨木大津港に入港以前にも立ち寄ったことがあるが小名浜までは10マイルの距離だ,ここはヨットにとって便利がいい、港内も空きスペースが有り船員のための風呂はすぐ目の前、ガソリンスタンド5分川を挟んで魚連が経営する海産物の販売店そして食堂がある、また歩いて10分にホームセンター少し遠いがスーパーもあり有難いところです。
漁業資料館海産物販売食堂等が軒を連ねている。
7月3日午後5時入港したがこのあと時化が続き予報を見ると8日頃まで動けない見たい、ここでゆっくり整備をすることに好都合、ホームセンターで材料を買いレーダーを取り付けた。
エンジンは問題ないと聞いていた,250時間しか回つていないヤンマー3GMF掛かりりがいいが大きな問題が発生したそれはエンジンフレキシブルマウントが剥離している相模湾で静かな日マリーナーから出入りするだけの使用ならそれでもいいが外洋に出てうねりに揉まれているうち芯ががずれたのであろう2000rpmでカンカンとハンマーたたくような音がする。この問題を解決しなければ長い航海は無理、北陸ヤンマーに電話部品をオーダーした
フレキシブルマウント4個、カップリング1、ベルト2冷却ポンプインペラ、オイル油圧管など、幸い次の日茨木ヤンマーさんがヨットまで届けてくれた。