北茨木大津港〜気仙沼港
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142マイル
 部品が届いたがいざ交換となるといろいろ問題が山積み、エンジンとシャフトをつなぐカップリングが錆び付きボルトが緩まない、ヨットのエンジンは船体が出来上がりすぐ設置してその上からデッキや船内を部材を取り付け完成するそのためメンテのため手が入らず整備士泣かせである。この艇もご多分に漏れずオイルの点検にも手こずる、どうしょうもない、設備の整った造船所でないと手に負えないことが分かった
 苦肉の策フレキシブルマウントを強力な結束バンドで締め付け剥離の対策とした。
 7日には波も収まったので1日早く出港できた。
 港外に出たが太平洋のうねりが残っており霧で見通しが悪い、取り付けたばかりのレーダーの出番だ、心強いこれがなくては動けない。
 10数年前の話だが、世界一周をヨットで終えた夫婦が26フィートのヨットで日本一周に挑戦したが三陸の霧でレーダー無しでは無理と判断ヨットをトラックに秋田まで運び航海を続けたと語っていたが霧は航海の難敵だ。
 肝心のシャフトの打音も小さくなり2200回転でどうにか航行できるしかし5ノットしか出ない我慢我慢。
 小名浜迄は10マイル霧で全く見えない、福島沖に洋上発電があり夜間航行で強力ストロボライトでそのありかを知っていたが霧の中から突然現れた。
 ふくしま浜風は広野火力発電所と福島原発との中間海上20kmに設置されており高さは150mあるそうで2016年から稼働しているらしい。
近くで見るとその大きさに圧倒される。
レーダーがたより昼夜を分たず見回ってくれる左後方に船影
夜明けには仙台沖の金華山付近に来たが
濃霧視程50mベトベト
金華山を過ぎ霧が晴れたが
予報と異なり北東の風真向かい波2mどこかに避難しなければ取りあえず汽船沼に向かった、
それでも上りギリギリ。
魚が釣れず鳥が釣れたしかも2回翼を広げると1mは超える黒くて獰猛そうな盗賊カモメか?日本海には見かけない種だ。
気仙沼港は奥が深い大きな港最奥までは1時間は掛かる
大型のマグロ漁船多い
整然と舳先を連ねていた
気仙沼港の大きなホテルの下にあるガソリンスタンドで軽油購入一番奥の大島に通うフェリー乗り場近くの岸壁に舫いを取り夜明けに出港したまた霧、今度は大島の東側を抜けて太平洋に出た。