金沢〜トンヨン

　島根半島七類沖、境港に立ち寄る必要がなくなったのでトンヨン直行、月明かりと凪は何よりの助け

　島根県大社付近の日御崎手前で夜が明けた大きな月が西の空に

東から太陽が登り始めたナイスショット

山口県萩手前ではイカ釣り船の漁火海が、凪になると釣り船が出てくるので気が抜けない

　天候に恵まれ順調に航海、山口県角島を超えると玄界灘、沖ノ島の灯台が視認出来るので目標ができ走りやすい、コースは陸寄りにとっているがこれも風向きを考慮した上でのコース。

孤島には海賊船が似合う、
　ここから対馬万関瀬戸に向かう
のであるが向い潮速度が上がらない4ノット辛抱辛抱。

　対馬三浦湾に入るまではすかり日が落ち月が上がらないので真っ暗それにしても湾にアプローチする手前の海域は波が大きくなる毎回大波に出くわして驚かされる、万関瀬戸手前の漁港桟橋に一時係留午後九時ここで夜明けまで仮眠をとることにした。夜明け前午前４時万関瀬戸を抜けたところ漁船が対向してきて曳航船の灯火を見て驚いたのか一時速度を落として通過を待っていてくれた有難う。
　浅茅湾に出て夜明けを待って朝鮮海峡横断トンヨンまではあと60マイルこれからが正念場風は西の予報セイルを上げることができるが波も悪く苦しい航海ようやく最初の島が見えた頃は風も強くなりギリギリの登り海賊船は大きくヒールしてローリングの連続、何が何でもここまで来たら後戻りはできない潮が速く速度が上がらない、時折数万トン級の大型貨物船が右から左に横切る、進路を譲らなくてはならない。
　いつもと違い潮が早い島影に早く入りたいが速度が上がらない。