冬 に 花 を 咲 か せ る 木
 落葉樹林の中に今でもたくさん自生しているヤツ
デの花です。この木は、周囲の木々が葉を落とすと太陽をいちばん受けられる方向に、葉を向ける性質があります。このように雄シベを長く突き出しているのは両性花です。
 南アフリカ共和国ケープ州が原産のアワユキエリカの花です。たいそう耐寒性に優れ、日本の風土に定着しています。淡い紅色の鈴のような花は寒い季節に暖かい雰囲気を漂わせています。
 カンボケの花です。3月半ばを過ぎてから
咲くボケの園芸品種で唐から伝えられまし
た。盆栽や庭木として古くから人気があっ
て、品種も多く、花の少ない時期に艶やか
です。
 カンコウバイの花です。冬の澄みきった
空に映える色あいです。唐より伝来し、
平安貴族に愛されました。京都北野
天満宮や足利学校史跡など学問と縁
が深い木です。
 ロウバイの
花が咲きひ
らいています。
 ソシンロウバイ
の花が咲いてい
ます。
 ロウバイは蝋梅と字をあてますが、ロウバイ科で
バラ科の梅とは親戚関係にはありません。蝋細工
のような感触がある梅に似た花というのが由来で
す。花の中が赤紫色をしていますが、中まで黄色
いのはソシンロウバイという園芸品種です。ソシン
ロウバイは花びらの透明感がつよく和紙に近い
質感をもっています。
バ ッ ク ・ ナ ン バ ー (3)
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 冬に花を咲かせる木の代表的なものは、椿です。花の散り方が違うため別種と思われているサザンカもツバキの一種です。 世界中に数千種が栽培されています。名もさまざまです。
(2004年12月〜05年3月、掲載)
熱  帯  の  植  物
エピテンドラム
シマサンゴアナシス
パキスタキス・ルキア
ベニヒモノキ
ルリマツリ
ゲンペイカズラ
ペンタス
コチョウラン
ギ ヌ ラ
シンビディウム
ベンガルヤハズカズラ
キ ク キ ン ウ ワ バ の 生 涯
 キクキンウワバの成虫がなにを食べているのかは知られていません。ビャクシンの花の蜜を吸っている目撃例があるだけです。マリーゴールド、メラコイデス、ベゴニア、シーマニアグローを与えてみましたが、食べなかったようで孵化して6日目に死にました。本来は4月ごろに孵化するのですが、暖かい室内置きの花についていて生育し、孵化したのは2月19日、外が暖かくなるまで育てられませんでした。
幼虫はなんでも食べることが確認されています。花かんざしの葉を食べているところを発見。
繭を作っているところです。口から糸を出して蜘蛛の巣のように張っていきます。
足の部分が体からちぎれ、腹のほうから蛹に変身していきます。
完全に蛹になりました。
成虫に孵化した直後です。この後、体勢を下向きに変え、夜まで眠ります。夜になると(室内では電灯を消すと)飛び立ちます。
成虫の羽を広げた写真です。光りのあたり具合で紋様が金色に見えます。
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