|
fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 
（メーカー名）ソニー （機種名）CF-2400です。
fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text_more ラジカセ友人さんから整備依頼があった物です。実は今年後半が私的に多忙でしたので、お預かりしてから手を付けられないままでした、で、やっと年末に時間ができて解体してみました。まず現状でもラジオとカセットは聴けますが、ややあちこちに不安定感もあります。開けてみますと同型系列で4スピーカー上級仕様のCF-3800を何台も解体してる身としては解体における過程も、やや肩透かし感はあります（本来ならこれから解体した方が素人整備も順序としては正解なんでしょうけどね）。この程度の内容ならゴムベルト交換も楽だろうと思いましたが、効率的に造ってある部分（つまりカセットメカの一部に裏側の配線が1本ハンダ付してある）があり、前面からカセットメカにアクセスするとCF-3800のようにネジ外しただけでは全部を手前に出す事はできません（無論ハンダ付を取れば簡単なんですが）。今回半開き状態でカセットメカの裏側をみてみるとゴムベルトもまだ使えそうですしあえてベルト交換までせず、このままの状態で使ってもらい、今後ベルトが切れたら交換作業をしようと言う事で済ませます。ラジオの方も特に現在使えないような面もありませんので、あとはボリューム・バランス系統のガリ取りと全体的な内部清掃、その他で作業終了。さて組上げてから音を聴いてみます。このCF-2400も前面に書いてあるように2スピーカーながらマトリックス・ステレオサウンドシステムなんですが、CF-3800との比較になるとマトリックスサウンドに無理にしてる感が否めないのは事実かと。
どうしてもこの時代のソニーらしさというか、素晴らしさという点で本質を聴いてみたい方にはCF-3800を勧めます。もう少し音に関して表現で踏み込んでいいますと、CF-3800ならCDから現在のカセットテープに録音した音楽を聴く場合、ボリュームを上げて高音質をもっと楽しみたい！となりますが、CF-2400はボリュームを上げると耳障りな面の方向にしかいかないので、小音量で鳴らしておくのがベストかな？という風に私としてはなります。ある意味、上位機と比較するのはCF-2400に酷なのですけどね。たまにオークションでもCF-2400の非常に綺麗な状態のモノがでます、ぜひCF-2400が欲しい方には外装面重視で取得された方が結果的には満足されるんじゃないでしょうか。
|
デザインはとても良いですし、CF-3800に次ぐソニー・ステレオラジカセではテープカウンターを搭載。カセットの駆動モーターも機械式ガバナではなく電子サーボ制御なので、速度調整は容易です。電子サーボ制御モーター搭載のラジカセは、この頃まだ少なかったかと。
音質は、少しこもった音の感じに聞こえるのがアレかな？と。おっしゃる通りマトリックス・サウンドに拘らなくても、普通に作っていればもっと良い音質のラジカセだったかもな、と思っています。
これの後継はCF-6300なんでしょうね･･･スピーカーが同口径の12cmフルレンジですし。
Posted by: 金子一 at 2015/12/29 19:50:18