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2017年4月11日
平成のラジカセ音探索 VICTOR RC-S55編
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(メーカー名)ビクター (機種名)RC-S55です。
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前回に引き続き小型横長系のアンティークラジカセです、私が昔のラジカセ集めに興味が出た頃、当時発刊されたばかりのラジカセ写真集を観てスタイル面で、物欲をそそられた機種の1つ。やっと入手できて現物を観ましたが、今回ジャンク機で外装面は中の下ランク、この機のようなカセット部分を着脱可能で、世にいう【ウォークマンタイプ】として持ち出して使える物ですが、以前同じような内容のナショナル機、俗名(カンガルー)を手に入れた事があって扱ってみて、このタイプのカセット機構の素人修理は余程の腕が無いと(=あまりに小型にしてある為に分解過程が非常に面倒です)諦めた方が良い事を解っておりました。ですから入手してもラジオだけ聴ければ良いと言う前提でしたが、今回やはりラジオ面は十分に試聴可能なれどカセットはゴムベルト交換で、早送り・巻戻しまではなんとか復旧する事ができましたが、案の定カセット再生は不可能でした。ただし、ナショナルのカンガルーのようにラジオ部も本体から同時に着脱可能機のカセット機構の修理よりRC-S55はラジオが本体側に付いたままなので苦難さは軽くなります。状態として今回入手したコノ機はカセットリッドの前面ガラスの部分がリッド枠から外れてるというオマケ付でした、まぁ〜これは後で接着剤で貼り付ければ良いですけど(爆)。 外装面でもう少し書いておきますと、コイツはある程度綺麗な状態の物を写真で撮った物を観る場合こう言えます=写真映りだけは上手い奴です(笑)つまり現物を見ると、スピーカー廻りの銀モールにしてもサンヨーのU4や日立のLX-2辺りと比べると安っぽい造りですし、スピーカーの外側の赤い本体部分も、どこか安っぽく感じられます。ビクター機の昔の小型系はデザイン面でソニー機から観たら少し落ちる感じがありますが、造りその物はかなり重圧・・・というイメージがあり、音の面では他に負ける感じは無いので、そこが残念な所だったりするんですけど、コレは実物観たら全体的に軽いイメージの強いタイプです。ある程度綺麗な機を入手するのであれば、今回の赤い外装の物より青い外装のRC-S55が良いかも?という感想です。 さてビクター機の場合、音が拡がるバイホニック機構付(=つまりステレオワイド方式)ですがコレにも付いてます。しかし音の感想としては、同じビクターの小型機で私的には名機と思ってるRC-S7に比べたら今一つの感があります。やはりコノ機は内容としてウォークマンタイプである事を最優先させたのでしょうか。 ラジオしか聴けない状態ですが、音の感想は全体的に軽いです。着脱機構の部分で価値を見出せる人で、かなり綺麗な状態の品を入手できれば満足できるでしょうけど、音の面まで期待したら並みの小型機と同じレベル+α程度と覚悟した方が良いかと。 ぶっちゃけて言うと、同じような小型系で単に音の面ならサンヨーU4-SXの方が満足感は上でしょう。 当初、写真で見た時の自分の印象からは?だいぶ厳しい感想になってしまいましたが、正面から見る各部の直線的デザインは個人的に好きだし、各部配置面としてもスタイルは良いので、もし全体的に使ってある外殻の材料をもっと上レベルで製作してあったなら、デザインだけでも満足感はかなりあったと思いますね、こういう機こそデッドストック機じゃないと満足できないタイプかもしれません。
Posted by m55qe at 22:34 | Comments (0) | TrackBack (0)
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