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2017年4月10日
平成のラジカセ音探索 SONY CFS-F10編
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(メーカー名)ソニー (機種名)CFS-F10です。
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小型系で横長タイプの昔のラジカセは個人的にデザインとして好きなのですが、このCFS-F10は、なかなか縁遠い品でした。今回思わぬほどの美品を入手する事ができましたが、大体こういう外装面の素晴らしさで喜んでると(笑)中身で・・・・は今回も再びでした。同じような機種名でCFS-10がありますが、外形としてはCFS-F10はCFS-10よりも1.3〜1.4倍程横に長く、厚みも少し厚くなります。無論スピーカー形状の事がありまして、それがCFS-F10のデザイン面でのアプローチにもなるようで好き嫌いの分かれる面かも。さて中身を開けてみたら誰も開けた事はない物で良かったのですが、フェザータッチ方式のカセット機構を持つ物は経験上、素人の行う修復には苦難があるので元から期待はしてませんでしたが・・・今回、機工的な早送り・巻戻しまでは修復できましたが、テープ再生も一応動くのですが、どうしても一部分が解決できず、ヘッドが上がったり下がったりの往復運動をするばかりの状態です。よって私の一番の目的である、この機によるカセット音の探索ができなくて残念。カセット面の音の探求はまた次の機会にします。それでラジオ面の試聴結果を書いておきますが、このCFS-F10で一番驚いたのが、SONY製アンティークラジカセ試聴で感じる(=小型系は特に)ソニーらしい硬い音が、コノ機だけはかなりマイルドな事です。ソニーの硬い音がイマイチなんだよな!と感じて居られるラジカセ仲間さんなら聴いたら同じように思われるでしょう。それが悪い意味で音質を落とすようなマイルドさではなく、聴き易い・長く聴いていても耳を刺すような事が無い、良い意味でのマイルドさなので、私のように姿として素晴らしいデザインのCFS-10で、音の面でもう一歩の部分を求められる方には、ぜひこちらを聴いて頂きたい機です。付け加えるとラジカセでFMラジオ放送をステレオで試聴中に感じるバックに流れるシャー!という耳に付く雑音で、音が硬いソニー機だと特に耳に付く場合があるのが、コノ機CFS-F10はあまり感じないです。その部分を含めてマイルドで質感があるような鳴り方をしますので我ら世代には好印象かと。無論選局能力が他の機に劣ってるような事はありません。 小型系の音の面でソニー機らしい高音質ならZX-3、ZX-7を個人的には推しますが、ZX系よりも外装面で厚みが薄い系統で、なおかつ万民向けで受け入れやすく質感もある懐かしい音なら、こちらCFS-F10を推します。ジャンク機ながらもカセット機構で無事に動く物で外装面も素晴らしい綺麗な機なら今後かなり高騰すると思います。なお同じような系統の横長ラジカセで日立のLX-2と聴き比べてみましたが、当初の予想に反し日立のLX-2の方が尖ってた印象を持ちました(笑)意外な結果となりましたね。
Posted by m55qe at 16:38 | Comments (0) | TrackBack (0)
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