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2017年8月23日
DENON DR-M3 デッドストック
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今回デッドストック機を取得しました。
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DENON DR-M3ですが、これがどういうカセットデッキなのかは、検索して貰うと解りますので詳細は省略します。オークションでも、たまぁ〜〜に見かけますが操作ボタンパネルが経年劣化で本来のシルバー色ではなく、金色になってるものがほとんどのようです。一応デッドストックとして取得しましたが、実際には当時の電器店で内容だけ確かめて、そのまま保存で、その後電器店を辞めてそのままだった・・・という説明があり、基地に来て箱を開けて出して観たら、操作ボタンの表面にほんの少しだけ経年のクスミがありました。すぐに硬く絞った布巾で拭きとった所、素晴らしい顔になりました。 さて、今回のデッキをなぜ取得したのかというと、基地にあるCDからカセットテープへの録音用で、据え置き型カセットデッキのほとんどがヘッド廻りを3ヘッド・ダブルキャップスタン機種で賄ってましたが、やはり時代的に劣化も進み、一部機種は走行系部分で(ダブルキャップスタン機種ゆえの)不具合が出ています。一番厄介なのがテープ走行中にテープが片方にずれてしまい、テープ自体がダメになる事。 80年代ならば、ダブルキャップスタン機で、音の面・テープ安定走行の安心面でも当時の10万クラス機であれば問題もさほどなく良かったんですが、今になり、本気でカセットデッキでカセットを聴く場合の高級機を除き、ラジカセ用のテープ製作に内容的には理論上シンプルで、よくできたシングルキャップスタンの機で良いと思えてきました。 経年はあるとしても、デッドストック機で今使ってどうなのか?を音の面で聴いておいて、取得も可能であれば後々良いと思いまして、オークションで観たので取得です。 さてコノ機、他の機で録音した物をドルビーB、Cやドルビー無しで聴いてみました。 私は80年代から、当時のオーディオ機器メーカーのカセットデッキの音を聴いた事があります(高級機はさすがに恵まれませんでした)が、感覚というか、当時の中級機クラス辺りの音の傾向は、やはりそのまま感じますね。 クラッシックとか古いジャズ辺りだけ聴く場合なら DENONの音は安定感があってアンプ等のグレードの高い物経由ならば 相応の音に聞こえると思いますが、庶民クラスで、そこまで?オーディオに高い金を掛ける事は出来ないし、80〜90年代の一般のポップスやフュージョン系統などを主に聴く場合ならば、高音部に少し華やかな面を味付けしたような音を出す等の他のメーカー機を取得された方が良いかもと思います。 一応録音済みのテープをSONY TC-K777とDR-M3で聴き比べましたが、個人的な高音質感としてですが実際の差は出ます。 各メーカーとしての音の味付けが 良いか悪いかは置いておき、ナカミチ、ソニー機の有名機種は今でも素晴らしいのは確かなようです。 3ヘッド・シングルキャップスタン(ただし安定走行の為のメーカーなりの補填機構付)は実際に使ってみると 劣化の進んだ3ヘッド・ダブルキャップスタン機よりも安心感は高く、中古機で取引の多い昔の有名高級機(それなりの手当をしてあるモノ)を取るよりも自分で内部手当をしない方には良いかもですね。 デザイン面としては、この時代の平面フラット感と直線感は抜群で、今になるとコレはコレの良さがあると思います(若い時はデンオンと聴いただけで、よく見もしませんでしたが)(爆)。 ただし多くのデッキを使う方々が、おっしゃるように入力が丸型のツマミではなく、縦や横に動かすツマミで調整する場合、実際には扱い辛いと言うのは、私もそう思います。 こういう機種の一定のファンは居られまして、デッドストック機の価値は今後増々上がるだろうと思います。
Posted by m55qe at 16:30 | Comments (0) | TrackBack (0)
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