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2006年6月1日
T君からのメール
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 31日、1日と東京に行ってきました。本の出版についての打合せと原稿を出してきました。本の事については、これまで何度もこのブログに書こうとしましたが、本当に実現するかわからなかったので、ここに書く勇気が出ませんでした。でも今回東京に行ってなんとか実現しそうなので、ついにブログに登場です。まだいつ出版か決まっていませんが、その日が楽しみになってきました。(気が早すぎますねハハハ)  8月の「元気塾夏季セミナー(8/19)」での私の講演は、この本の中から話す予定です。講演が終わった後にきっと「続きは本を買って読んでください」なんて商売をするのでしょうね・・。ズルイ!
 
 その東京に行く朝に、高校3年になったT君からメールが入りました。
「将来小学校の先生になろうかと考えています」
という内容でした。 「君なら、きっといい先生になる。ガンバレ!」と返事を送ったのですが、私はこのメールに本当に驚き、そして感激してしまいました。
 T君を担任したのは小学校の2年生の時です。当時こんな出来事がありました。T君は給食当番ではないのに、いつも後ろからこっそりついてきて、給食当番が給食室から牛乳や食器などを運び始めると、一番重そうな友だちのそばに駆け寄って、一緒に持ってくれるのです。T君はこっそり後ろをついてくる時、私が振り向くと、サッと柱の影にかくれるので、私は彼のことを「T忍者がやってきた!」って言っていました。そんな優しい子でした。
 しかし、そんな優しかった彼は、中学生の時にいろいろ問題を起こして関係機関にお世話になってしまったのです。あいつがそんなことを・・・・。私は信じられませんでした。後日家庭訪問に行くと、彼は申し訳なさそうな顔をして私を迎えてくれましたが、その瞳の奥にはあのT忍者の表情も私には見えたのです。こいつは大丈夫、きっと立ち直る、私はそう思いました。
 それから3年が経ちました。そして「小学校の先生になりたい」のメール。・・・彼なら大丈夫、きっといい先生になる。しんどい子の気持ちの分かる先生になる、私はそう確信しています。「Tよ、ガンバレ!しっかり勉強して大学に入れ!」
 さっき、小2の時の文集を棚から引っ張り出してきました。「大きくなったら何になりたいか」の欄に彼はこう書いていました。 「先生みたいになりたい」 
 
 

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Posted by naka602 at 00:25 | TrackBack (0)
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