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2006年6月22日
不登校の子のお母さんからのメール
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 先日、あるお母さんからメールが届きました。このお母さんとの出会いは、昨年のある講演会でした。講演会が終了したあと、お母さんは私のもとに来られ「私の娘は不登校なんです。でも今日の講演を聴いて元気が出ました。ありがとうございました」とお礼を言いに来られたのです。その後、何度かメールのやりとりをしていました。
 そのお母さんからメールが届いたのです。私はそのメールを読みながら涙が溢れてしまいました。お母さんの苦悩と喜びが目に浮かぶようです。ここまで辛いこともたくさんあったでしょうが、よく踏ん張ってきたなあって思いますね。お母さん、ホンマよかったねえ。うん、よかった!
 このメールは不登校で悩んでいるお母さんやお父さん、そして担任の先生をきっと元気づけるものになると思います。今回、お母さんのお許しをいただき、ここに載せたいと思いますので、じっくりと読んでみてください。
 
ご無沙汰しております。
 新学期に入り、娘は教室にいけるようになりました。毎日笑顔で帰ってきます。ここまで本当に辛い毎日でした。自分の娘が「死にたい」と思っているということほど辛いことはないですね。でも死なずにいてくれてよかったです。今は、毎日、笑顔で生きていてくれるだけで満足です。たとえ、算数で40点取っても気になりませんね。(笑)あの状況を通り抜けてきた力があるのだから、自分の目標を見つけたときにはきっと大きな力を発揮できるのではないかと思います。(親バカ?開き直り?)
 仲島先生のお話を聞いたり、メールをいただいたり、ホームページを読ませていただいたりすることで、私自身ここまで来れたと感謝しております。焦らず、少しずつ進んで来れてよかったです。これからもゆっくり、じっくり、愛してあげたいと思います。
 今日は、みんなと修学旅行に行くことができました。ほっとしました。感動しました。こんな普通のことがこんなにも嬉しいなんて、子育てで得られる感動が普通の2倍いや3倍くらいですよね。不登校も悪いことばかりではないですよね。これからもきっといろんなことに傷ついて、つまずいて、辛いこともたくさん経験すると思いますが、すべてを受け入れて応援してあげたいと思います。私自身もつまずいたり、失敗したりしながら、泣いたり怒ったり笑ったりして肩の力を抜いて生きていければいいなと思います。
 娘は、不登校の間にエネルギーを貯めていたらしく、6年生になってから、スポーツ教室にも通い出し、学校の委員会活動では、副委員長、クラブ活動では、副部長、地区でも副代表、登校班では副班長に立候補したようです。すべて「副」というのがいい感じです。(笑)不登校前は、いつも「その他大勢の中の一人」だったのでびっくりです。子どもってわからないですね。頑張りすぎず、自然体で取り組んで欲しいです。
 あいにくの天気なのですが、今日、明日と楽しい思い出をたくさん作って笑顔で帰ってきてくれると嬉しいです。ここまでこれて本当に嬉しくて先生にメールしました。お忙しいところをお邪魔しました。失礼します。先生の本を楽しみにしています。  山田順子(仮名)




 



 
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Posted by naka602 at 21:57 | TrackBack (0)
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