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2006年7月29日
言ってしまいました。
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 今日は大阪教育大学の教育振興会役員会でした。教育振興会とは大学の保護者の組織でPTAみたいなものです。今回、その会長が私のよく知っている先輩だったことから「息子が入学したんだったら、振興会の役員になってくれ」ということで、入学者1000人の中の6人の役員に指名されてしまったのです。
 というわけで、役員会に出たのですが、そこには大学側からも学長、副学長、教員養成課程長・・とそうそうたるメンバーも出席していました。役員会が1時間ほどで終了し、そのあとは懇話会ということで、ざっくばらんに何でも話しましょうということで自由に意見を言う時間になりました。幾つか意見が出た後、私も手を挙げて言ってしまいました。
 
「一番授業の下手な先生は大学の先生です。教師の卵である学生に『子どもが意欲が出る授業をしなさい』という大学の授業こそ、意欲が出ないのです。この大学は教員養成を主目的の大学ですから、学生にもっといい授業を見せてやってほしい。大学教員こそ授業改善をしてほしい」
と言ってしまいました。私の先輩は「俺が4年間言いたくて言えなかったことを言ってくれた」とほめてくれました。
 さて、その意見のあとどんな雰囲気になったと思いますか?一応私も、人権教育でよく言われるアサーティブネス(非攻撃的自己主張)の言い方でしたので、わりと和やかでしたね。そして長尾彰夫副学長が「ようやねん、それが悩みや」と本音で大学側の悩みも話して下さり、雰囲気はよかったですね。こうやってはっきり出るのはいいですねと学長も受け入れてくださったようです。稲垣学長は柔らかな物腰の方でとってもいい感じの学長さんでした。
 
 ところで、長尾彰夫副学長は、どんな人か?長尾先生は人権の世界では有名な人で、私が憧れていた人です。話はおもしろいし、本を読んでもわかりやすいのです。これまでずいぶん参考にさせてもらってきました。その長尾先生と実際にお会いして、会議のあともいろいろ話せたのです。「大学の教師は、簡単なことを難しく言うからあかんねん」とスヌーピーのネクタイを振りかざしながら話す姿に、とっても親近感を覚えました。
 
 役員会に来て、こんな出会いがあり、本当に感動してしまいました。普通ならけっしてなかった出会いです。谷村先輩、私を役員に指名してくれて本当にありがとうございました。いい一日でした。
 

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Posted by naka602 at 06:41 | TrackBack (0)
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