fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 昨夜、教え子のN君から突然の電話がありました。 「センセイ、久しぶり。元気ですか? オレ今西宮の姉貴の家に帰ってきているので電話したんです。姉貴が仲島先生どうしてるかな?ええセンセイやったなって言うから懐かしくなって電話しました。オレも元気でやってます。」 N君とは4年ぶりです。彼は私が5年生6年生と関わった子です。厳しい家庭状況もあり大変でしたが、とっても気持ちの優しい子でした。中学生になってからは、さらに状況は悪化し中3の後半は学校にも行けない状態でした。ある夜、うわさを頼りに駅前を探していると、たこ焼き屋の屋台でたこ焼きを焼いている彼を見つけました。一生懸命に働いていました。私はたこ焼きを食べながら 「元気そうでよかった。体だけは大事にしろよ」 としか言えませんでした。中学校の卒業式には出られないと言っていた彼ですが、卒業式の朝、クラスメートが彼を誘いに行き、一緒に学校に連れていってくれました。 (私が講演会で時々紹介する「感動の卒業式答辞」は、このNたちの学年です) 「センセイ、今どこの学校ですか?」 「実はな、去年先生を辞めたんや。今先生を育てる塾をしてるねん」 「えっ先生辞めたんですか・・・・・。でも先生辞めても、オレにとったら仲島先生はいつまでもセンセイやから・・・・・」 涙が出そうになりました。 「オレ、仲島センセイによく怒られたもんな。ホンマ懐かしいわ、センセイ今度飲みに行こうな。もう24歳になったし、堂々と酒飲めるし・・・・」 「そうやな、絶対に行こう。いっぱい飲もうぜ」 ・・・・・・・・なんだかうれしくてなかなか寝つけない夜でした。
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