fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 拙著「教師力を磨く」の最後のページ(「終わりに」228頁)に登場する教え子から、 メールが届きました・・・・「大学合格しました」 って。 彼は私が小学2年生の時に担任した子どもです。中学時代にいろいろ問題を起こし、いっぱい心配をかけた奴です。そいつが高校3年になった今年の6月に 「俺、教師になりたいから大学に行こうと思っている」 というメールを私にくれました。「おまえなら、きっといい教師になれるぞ、がんばれ」 と返事をしたのですが、その後どうなったかとっても気になっていました。だから 「合格しました」 のメールはむちゃくちゃうれしかったのです。 同時に彼のお母さんからもメールをいただきました。 「・・・・指定校推薦で合格しました。散々暴れた中学生活でしたが、その分高校では頑張って成績上位をキープしてきた結果です。私たち親に感謝の気持ちを伝えたかったそうです。ずいぶん大人になりましたよ。・・・・」 彼のお母さんは、いろんな出来事があっても、いつもあいつを愛し、信じていました。反抗されても裏切られても、それでも彼を愛し、未来を信じ続けていました。きっと辛いこともいっぱいあったし泣いたことも度々あったことと思います。でもその気持ちはやっぱり彼の背中に届いていたんですね。お母さんの温もりが彼を変えたのです、きっと。 「お母さんもよくがんばったね。ホントお母さんエライぞ」 この親子に大拍手を送りたいです。ええ親子やなあホンマに。 よかったよかった。 彼から翌日、メールがまた届きました。 「本、読ませていただきました。載せていただいてありがとうーございました。昔のコト思い出しました。この本を読んで勉強させてもらいます」 実は、あの本の一番最後を私はこう書いて、しめているのです。(231頁) 「・・・いつか彼が教師となって、この本を読んでくれることを願ってペンを置かせていただきます。 平成18年9月15日 仲島正教 」 あいつ・・まだ、教師になっていないのに、もう読みよった・・「おまえフライングやぞ!」 教え子からのうれしいうれしいクリスマスプレゼントでした。
fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text_more
|