fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 今日の朝日新聞土曜版Beに連載されている「こころの定年」というコラムに、なんと私が紹介されています。朝から「読んだよ」というメールが何通か届きました。 「こころの定年」というコラムは、ライフ&キャリア研究所の楠木新さんが、全国各地を歩き、定年前に辞めて新しいことをしている人を紹介しているのですが、私の所にも以前取材に来られていました。なんだか恥ずかしいのですが、朝日新聞をとっていない方もいらっしゃるので、その文をここにも紹介させてもらいます。 「こころの定年」 〜若い教師に期待する〜 2007.8.5 朝日新聞 若い教師を支援する「教育サポーター」を名乗る仲島正教さん(51)は、元小学校教師。兵庫県西宮市の小学校に21年間勤めた後、市の教育委員会に異動となった。 現場を離れると次第に疑問が膨らんだ。学校や教師に対する世間の目は厳しくなったが、情熱を持って頑張っている教師は多い。特に若い先生を応援すれば大きな力になる。一方で、自分にとって教師の仕事は天職だとずっと思ってきた。校長や教頭として現場に戻ることも捨てがたかった。仲島さんは迷った末 「40人の子どもを育てることよりも、40人の先生を育てて、1600人の子どもを元気にしたい」 と考えた。かつての教え子たちも 「先生、私らにチャレンジしろって教えたやん」 と、後押ししてくれた。やはり教師である妻も賛成してくれた。 独立して2年半、若い先生の育成と講演に取り組んだ。学級づくりや人権教育などの話を主題とした講演で、昨年だけで200回、全国を走り回った。不安だった収入は、退職前には届かないものの順調に伸びている。 仲島さんは月1回、若手教師を対象にした「元気が一番」塾を主宰。多くの若手が参加している。ある月の実践報告では、新任2年目の女性教師が、この塾での研修をヒントにした取り組みについて発表した。1年間の子どもの成長記録をビデオで紹介したというのだが、彼女の報告を聴いて驚いた。 「38人全員を見ていたつもりが、数人を見ていなかった自分に気づいた」 というのだ。全体をぼんやり見ているだけでは、何も見ていないのと同じ。組織でも管理職が見逃しがちなことを、彼女は気づいていた。仲島さんの取り組みは、実を結びつつあるようだ。 (ライフ&キャリア研究所代表 楠木 新) 実は、ほかにも 「英語教育」2007年8月号の中で酒井志延さん(千葉商科大学教授)が 「いま教員に薦めたい本」 というテーマで、 「体育科教育」2007年8月号の中で米村耕平さん(香川大学准教授)が 「えつらん室」 というコラムの中で、私の拙著「教師力を磨く」の書評を書いてくださっていました。お会いしたこともない方が、私の知らないところでこうやって書いてくださっていることを光栄に感じ、本当にうれしく思います。こうやっていろいろな人に支えられながら自分があるんだなと改めて感じています。
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