fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 岩井邦夫先生の著書、待望の第2弾が発売されました。 「体育が子どもを育て、学級を変える〜人間力をはぐくむ忍者体育〜」 (アイオーエム 1680円) 岩井邦夫先生のことは、これまでも何度も紹介してきましたが、岩井先生の授業を私は24年間にわたってずっと追い続けました。私の授業モデルが岩井先生の「忍者体育」でした。 その「忍者体育」の第1弾は1994年に出されていましたが、今回はその後の「忍者体育」と岩井先生の教育観というか「岩井教育の真髄」が今回、この本にまとめられています。みなさんにお薦めの是非読んでほしい本です。 内容のあらましを紹介します。 第1章には、岩井学級の子どもたちの感動秘話が書かれていて、おもわず涙してしまいます。鉄棒を全員で頑張ったことや、障害のある友だちとの感動の登山や、臨海でのがんばりなど、子どもの生き生きした姿が見えてきます。 第2章には、 〜体育授業を変える12の視点〜 として次のことが書かれています。 1.教える授業ではなく、子どもがつくっていく学習を。 2.教師につき合わせる授業ではなく、子どもの思いや願いが生きる学習へ。 3.鍛える体育ではなく、子ども自ら学ぶ体育へ。 4.技術の指導ではなく、学び方の指導へ。 5.運動だけできる指導ではなく、子どもの生活体育としての指導へ。 6.得意な子だけ活躍する授業ではなく、不得意な子が生き生きと活躍する体育へ。 7.下学年の指導不足のせいにするのではなく、その学年のその子の実態に合わせて。 8.成功体験だけでなく、失敗の体験も大切に。 9.終わったら終わりではなく、終わりが始めを大切に。 10.カードに合わせた点数評価ではなく、子どもの自己評価・学習記録を大切に。 11.時間がないという教師ではなく、子どものために時間を見つけ出してやれる教師に。 12.子どもが感動するだけではなく、教師自身が子どもに感動できる授業づくりを。 また、第3章には「人間力を育てる忍者体育」として、忍者体育の分析が書かれており、第4章ではその実践例が写真入りで詳しく紹介されています。 文中にこんな子どもの言葉がありました。 これが「岩井教育の真髄」ではないでしょうか。 「6年間の忍者修業で学んだことは、 あせらず、あわてず、あきらめず努力すれば、必ず目標はかなうということでした」(理佐) ※この本をすぐに購入するには、「アマゾン」が便利ですが、今度の元気塾にも用意しますので購入希望の方は申し出てください。元気塾では、定価1680円を特別価格1500円でおわけします。 尚、岩井先生は昨年度末に奈良女子大附属小学校を退職され、今年の4月から東海学園大学の教授として、未来の先生たちの指導にあたられます。
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