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2008年4月19日
小さい勇気をこそ
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 今日の元気塾は 「家庭と心をつなぐ保護者対応はどうすればいいか」 がテーマでした。昨今保護者からのクレームやイチャモンの対応に苦慮することが多くなりましたが、元気塾では、その対応方法、つまり「こう言えばああ言う」のHOW TOを学習するのではなく、むしろその前に大事なことは何かを考えてほしいと思っているのです。
 イチャモン学?で有名な阪大教授小野田正利氏は、イチャモンはつながるチャンスだ、子どもでつながろう、「イチャモンから結びあいへ」と著書の中で述べておられます。また今日は、現役PTAのお母さんも参加して下さり、「大事なことは、人と人のつながりです」と話して下さいました。
 つまり保護者からのイチャモンを「防御する」という後ろ向きな姿勢ではなく、保護者と教師が「つながる」ことによって一緒に子どもを育てようとする前向きな姿勢が大事だということです。これは実際にはそう簡単なことではありませんが、若い先生たちにぜひ実践してほしいなと願っています。
 
 
 今日は最後に、東井義雄氏のこんな詩を紹介しました。
 
   小さい勇気をこそ
                   
人生の大嵐がやってきたとき
それがへっちゃらでのりこえられるような
大きい勇気もほしいにはほしいが
わたしは 小さい勇気こそほしい
 
わたしのたいせつな仕事を後回しにさせ
忘れさせようとする 小さな悪魔が
テレビのスリルドラマや漫画に化けて
わたしを誘惑するとき
すぐそれをやっつけられるくらいの
小さい勇気でいいから
わたしは それがほしい
 
もう5分くらい寝ていたっていいじゃないか
けさは寒いんだよと
あたたかい寝床の中にひそみこんで
わたしにささやきかける小さい悪魔を
すぐ やっつけてしまえるくらいの
小さい勇気こそ ほしい
 
明日があるじゃないか 明日やればいいじゃないか
今夜はもう寝ろよと
机の下からささやきかける小さい悪魔を
すぐ やっつけてしまえるくらいの
小さい勇気こそ ほしい
 
紙くずが落ちているのを見つけたときは
気がつかなかったというふりをして
さっさと行っちまえよ
かぜひきの鼻紙かもしれないよ
不潔じゃないかと呼びかける小さい悪魔を
すぐ やっつけてしまえるくらいの
小さい勇気こそ わたしはほしい
 
どんな苦難ものりきれる
大きな勇気もほしいにはほしいが
毎日 小出しにして使える
小さい勇気でいいから
それが わたしは たくさんほしい
 
それに そういう小さい勇気を軽べつしていては
いざというときの大きい勇気も
つかめないのではないだろうか
 
 

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Posted by naka602 at 23:18 | TrackBack (0)
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