fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text ♪チャチャチャチャッチァ〜♪ あの葉加瀬太郎の有名な曲で始まる 「情熱大陸」 という番組は、みなさんご存じだと思いますが、日曜の夕方6時30分から、同じTBS系でやっている 「夢の扉〜NEXT DOOR〜」 という番組はご存じでしょうか? もう一つの 「情熱大陸」 といった内容の番組で、夢に向かって頑張っている人が毎回紹介されます。音楽も「情熱大陸」と同様で、とっても元気が出るのです。私の大好きな番組の一つです。 今日の「夢の扉」は、「盲目スプリンターの挑戦」」というテーマで、その伴走をしている塩家吹雪(しおやふぶき)さんという男性のお話でした。番組の中心は、パラリンピック出場の夢に向かって頑張る盲目スプリンターと塩家さんのお話なのですが、私はその前段の話に衝撃を受けました。 塩家さんは、「障がい者に走る喜びを伝えたい」 ということで、盲学校を訪問します。盲学校の子どもたちと 1本の 「ヒモ」 でつながり、一緒に全力疾走するのです。 18歳になる高校生の子は、 「今まで18年間一度も全力疾走をしたことがない」 と言います。そして塩家さんと一緒に全力疾走するのです。 「どうやった?」 「最初は少し怖かったけど、気持ちがよかったよ」 「風を切る感じがわかった?」 「うん、わかったよ。 すごくわかったよ」 今度は5年生の子どもと走ります。この子も生まれて初めての全力疾走です。 「どうやった?」 「すごくいい気持ち!また走りたい!また走りたい!」 と笑顔で応えます。 そんなシーンに感動すると同時に私は頭をガーンとされました。 私は、今までまったく知らなかったのです。まったく気づいていなかったのです。 目の不自由な子どもたちが、これまで 「全力疾走」 をしたことがなかったという事実を。 今まで、目の不自由な人が走っているシーンは、テレビ等でもよく見ていました。たぶん盲学校の運動会でも、子どもたちは走っていたのでしょう。でも「全力疾走」ではなかったのです。もし私が親であったり教師であったりしても、その子と一緒に走るけれど、全力疾走はしていないだろうと思います。 そんな子どもたちが、塩家さんと全力疾走をし、とってもいい顔をするのです。 全力疾走の気持ちよさを伝えたい、そんな笑顔をいっぱいつくりたい。 そんな夢に向かって進んでいる塩家吹雪さんでした。 それにしても・・・「全力疾走」・・・って、いい言葉やなぁと思いますね。
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