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2009年2月21日
5分間家庭訪問 教育は今日行く
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 今日の元気塾は 「家庭訪問の感動」 というテーマで行いました。
私が言う「家庭訪問」とは、いわゆる1学期当初の行事としての「家庭訪問」ではなく、普段の生活の中で行う「家庭訪問」を指します。いろんな状況の子どもや保護者に 「元気の素」 を運んで行く「家庭訪問」の話です。仕事帰りにちょっと立ち寄って、その子のいい所を玄関先で保護者に伝える、そんなたった「5分間」の「家庭訪問」で、子どもや親の自尊感情が育っていくのです。
 
 「家庭訪問」は、学校によって受け取り方が随分違います。
職員室の中で、「家庭訪問なんか行かなくていい」と言われる学校もあれば、「すぐに家庭訪問に行ってこい」と言われる学校もあります。
 子どもの生活状況や学力状況によっては、ほとんど必要のない学校もある反面、毎日のように「家庭訪問」に追われる学校もあります。それほど違いもあるのが事実です。
 
 でも私は、どんな学校でも 「5分間家庭訪問」 をすればいいのになと思っています。人は「つながり」によって必ず変わると信じているからです。いわゆる困難校だけでなく、一見平和そうな学校でも、本当は「つながり」が必要なのです。話題のモンスターペアレントも実は「つながり」によって解消していきます。「つながり」があると、そこには「温かさ」が湧いてきます。そして「感動」が生まれます。
「5分間家庭訪問」は、「私のお薦めビタミン剤」なのです。
 
「仲島先生の話はよくわかりました。5分間家庭訪問の実践例にも感動しました。私はこれまで家庭訪問にはあまり行っていませんでした。行こうと思ってもその一歩が踏み出せないでいます。でもやっぱりその一歩を踏み出すことが大事なのですね。その一歩の勇気ですね。」
そうなのです。思い切って一歩を踏み出すことです。特に若い先生は、家庭訪問には苦手意識があるかもしれません。でも思い切って行ってみてください。きっときっといいことがありますから。
 
「ピンポーン」
「小学校の仲島です」
「あら、先生。どうしたのですか?」
「お母さん、急にすみません。実は今日健司君ね、休み時間に運動場で2年生の子が怪我をしたのをみつけると一番に駆け寄り、その子を保健室に運んでくれたのですよ。その姿に私、感動したんです。あの子ホンマ優しいええ子ですね。ただそれだけをお伝えしたくって突然おじゃましました。では失礼します」
「・・・・・・・・・・・・・・」
 
これが 「5分間家庭訪問」 です
 
健司は翌日元気に学校に登校してきます・・
お母さんの温かい「行ってらっしゃい!」に送り出されて・・・・・・。
 
 
※この日の元気塾のレジュメ↓
http://www2.bbweb-arena.com/naka602/pdf/200902.pdf

 
 
 
 
 

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Posted by naka602 at 20:13 | TrackBack (0)
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