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2009年9月19日
同和教育の基礎基本
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今日の元気塾は、「同和教育の基礎・基本」 ということで話をさせてもらいました。
元気塾では年に1回は、必ず「人権・同和教育」を取り上げます。
いつも同じような話をしますが、昨年も一昨年も聞いてくれる先生がいます。
そんな先生は、「もうわかった」 ではなく 「もっとわかりたい」 と思っているのです。
「去年はこう思ったが、今年はこう感じた」
そんな感じ方の変化が、この先生を成長させるのだと思います。
やはり 「続けること」 なのです。
 
今日は、いつもと違って、ほとんど2時間かたい話の連続でした。
時々熱くなりすぎる時もありましたが、若い先生たちに人権・同和教育の
素晴らしさをぜひ知ってもらいたいという私の気持ちがある程度は伝わったかな
と思っています。
今日はいつもの参加者のほかに、ある幼稚園からは先生方全員が参加してくださったり、以前私の講演を聞いた高校の先生やPTAの方、また教育実習中の大学生や私の教え子(大学4年)も来てくれたり、徳島からは一般の方が興味を持って参加して下さいました。
44名の参加、本当にありがとうございました。
 
※なお、今日のレジュメは、このHPの「元気塾」のページにアップしますので、
 またご覧ください。
 
★同和教育の話は何回も聞いたことがありますが、今日の 「逆差別」 の話は、すごく自分の心の中にストンと落ちました。 「誰でも弱い部分があり、そんな自分と向き合い、自分自身が人間になっていく営み」 というお話もすごく心に残りました。私自身いろいろ弱い面があり、こんなので教師をしていていいのかなと思うこともありましたが、みんな弱い部分を持ってて、それをまず認めて、そこからどう生きていくかが大事なんだと改めて感じました。(大阪・Y)
 
★この話を聞くのも何回目になるかわかりませんが、だんだんとわかってくるようになりました。私自身結婚の際に親の持っていた差別心に気づき苦しみ、また親への差別心を持ってしまった経験があります。人としてどう差別心に向き合い、克服できるように頑張らねばと今日も考えさせられました。(西宮・F)
 
★部屋に入った瞬間、黒板を見て、中学時代の悪夢がよみがえりました。私は中学校が同推校で、その時に受けた同和教育に激しい嫌悪感を持っていました。でも教師として避けられない問題で悩んでいました。今日の話を聞いて、中学時代は「氷山の上」の課題の話ばかりで、実際のクラスでは、いじめやリンチが多発しているのに、おいてけぼりでその現実が嫌だったのだとわかりました。やはり人権教育は机上の話だけでは難しいと思います。私は同推校で3年間過ごし、友人もおり、地区の方と付き合ったこともあります。その中で課題の多さに逃げた部分もあります。この様な体験を実際にしてみて、みんながどう考えるのかまた知りたいです。(大阪・M)
 
★2時間の中で、たくさんクラスの子の顔が頭に浮かびました。「クラスで一番しんどい子を大切にする」 本当にそうだなと思いました。運動会に向けて、クラスがまとまってほしいとかリレーで優勝させてやりたいとか、目に見えることばかり気にしていたんだなと子どもたちに申し訳なく思いました。目の前の子どもの目に見えない所もしっかり見てやりたいと思います。元気が出ました。(伊丹・K)
 
★「ムラの子の一番の課題は学力をつけ、進路を保障すること」 この事は、ムラ出身の私が子どもの頃から先生に支えられ進路を広げていけたことを思い出しました。今、クラスの中にも家庭環境等の原因で学力がしんどい子がいます。自分が子どもの頃にしてもらったことを、子どもたちにしていきたいと思いました。(西宮・S)
 
★2時間が一瞬に感じるほど、充実した時間を過ごさせていただきました。特に 「この子はこれぐらいでいい」 と思う指導がその子の成長を妨げるという部分に「あっ、その通りだ」 と感じました。・・・・(奈良・O)
 
★・・・教育実習が始まり1週間。今日の話を聞きながら、クラスの子どもたちの顔が浮かんできました。クラスで厳しい子がキラキラする授業を私も出来たらと思っています。どうしてあの子は授業に集中できないのかと寄り添い続けた1週間でした。5年生のあの子たちに実習最後には「優」の話を伝えてみたいと思います。私も学校生活全体を通して人権教育を頭におき、実習していきたいです。(大阪・大学生N)
 
★はじめの 「自分は差別者ではないか」 という問いにすごくドキッとする自分がいました。差別をなくすためには目をつぶらず、真正面から向き合うことの大切さをとても感じました。先生のお話は魅力的でもっと聞いていたくなりました。私もそのように子どもたちを惹きつけられるような教師を目指していきたいと思います。(兵庫・大学生M)
 
★今日の元気塾で、はじめてきちんと人権教育を学んだような気がします。差別の氷山を溶かすには、周りを温めること。差別を受ける人ばかりに教育をするのではなく、周りを育てなければならないのですよね。学級経営でも、しんどい子だけでなく、周りの子を育てる。すべてのことに通じるんだなと感じました。(尼崎・K)
 
★久しぶりに仲島先生の授業?を受けて、なつかしい感じがしました。西光万吉の話はとてもよく覚えています! 人権教育というのは、やはり普段の生活で行うものだと再認識できたので、これから先生になれたら必ず子どもたちに熱く語りかけ、寄り添っていきたいと思いました。自分の教育で人が変えられると思うと期待と責任でドキドキします。(西宮・大学生Y)
 
★「つながり」 って人間にとって、とても大切なことですよね。大人になっても今の自分が一番大切にしていることです。これからも。 今日の時間は、人間であることに喜びを感じました。(尼崎・I)

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Posted by naka602 at 20:54 | TrackBack (0)
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