fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 今朝の朝日新聞の天声人語にこんな文が書いてありました。 その一部を抜粋して紹介します。 言われて気づけば、目に映る自然の造形に直線はない。山も川も、木の葉も雲も、ことごとく曲線である。造物の神は定規を持たなかったようだ。片や人間の造ったものは、ビルにせよ橋にせよ、直線に満ちている。 直線を発見し、そこに最大の効率を見いだしたのは人類の英知だったかもしれない。2点を結ぶ最短距離である。さりとて人の生き方にも直線を求めすぎれば、社会も潤いも活力も失いかねない。大学生の就職をめぐる動きにそうした思いがよぎる。 1年生のうちから「就業力」をつける教育を、文科省が支援するそうだ。就職活動はいま、早々と3年の夏ごろに始まる。それでも遅いのだという。入学前から「就活」で個人面談をしたり、父母への説明会を開いたりする大学もあるというから驚く。 入学から就職までを最短距離で駆け抜ける。その成功者を「勝ち組」などと呼ぶ。道草の許されない大学生活を、老婆心ながら案じてしまう。もちろん学生のせいではない。すべてに保水力の衰えた時代が、豊かな曲線を封じてしまうのである。 ・・・・・・・
先日、教育雑誌を読んでいると、こんなことが書いてありました。 教育大学に対して、現場の教育委員会からこんな要望があるというのです。 「即戦力になる学生を育ててほしい」 「すぐにいい先生」という教育委員会の気持ちもよくわかりますが、そんな焦りが 面白みのない教師や、元気のない教師を生み出しているのではないかと思うのです。 この4月から多くの新任教師が着任しました。 いろんな事に戸惑い、即戦力になっていない若手教師もたくさんいると思います。 教育委員会、学校、そして保護者のみなさん、 どうかそんな新人教師を温かく見守り、じっくりと育ててやってほしいのです。 必ずしも、そんな新米教師に出会った子がかわいそうとは言えません。むしろその子に とっては、すばらしい出会いなのかもしれないのです。 思い出してください、昔私たちが若い先生と出会った時のことを・・・・・。 最短距離の「直線」も大事だけど・・・・・道草の「曲線」も大事です。 ちなみに私は、 今週、北海道の仕事を「曲線」でやってきました。 その気になれば、日帰りもできる北海道(札幌)の仕事でしたが、 前泊し、札幌ドームにプロ野球観戦に行き、(札幌ドームは凄い!) 後泊し、キロロに行って、春スキーを楽しんできました。(スキーは最高!)
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