fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 8月22日午後2時〜 西宮市勤労会館 栗原美和子さん講演会 8月22日午後2時〜 宝塚ホテル 村崎太郎さん講演会 なんと夫婦で同じ日の同じ時間に講演会がありました。(距離にして数kmです) 一緒に来て、一緒に帰られるのかなって思いましたが、そのために私はどちらの 講演会も行くことが出来ませんでした(涙) 少し時間がずれていたら行けたのに(悲) 2008年10月に栗原美和子さんが書いた小説「太郎が恋をする頃までには・・・」のことを このブログでも書きましたが、その後パートナーである村崎太郎さんが自叙伝「ボロを着 た王子様」を発表し、話題になりました。でも結果的には、村崎さんが自分は部落民 だとカミングアウトしたことが、またこの2人を苦しめることになっていきます。 そんな悪戦苦闘の3年間を経て、少しずつ見えてきた希望の橋を2人であらわしたのが 「橋はかかる」 村崎太郎+栗原美和子 (ポプラ社1365円) です。 その中から少し引用します。 「部落を解放するために立ちあがったのに、いつの間にか日本民族全体が 愛おしくなった。いや、生きとし生けるもの、全てが愛おしくなった、これが 私の人生の最大の収穫である」 「日本には部落問題に限らず、簡単に口にしにくいさまざまな問題が数多ある。日本だけではない、世界中に、複雑に入り組んでこじれてしまっている問題が多々ある。それらを解決していけるのは、政治でも法律でもなく、我々社会人ひとりひとりの心の力でしかないのだ。そのためには、まず身近な人と向き合ってみよう。家族や隣人を愛し、故郷を大切にしよう」 また、二人の会話でこんなやり取りがありました。 村崎 「同和教育を受けてきて針のむしろだった」 栗原 「じゃあ、同和教育は必要ないの?」 村崎 「必要だ」 栗原 「では、どんな同和教育ならば、あなたたちは傷つかないの?」 村崎 「ことさら部落問題だけをフィーチャーしないでほしい。多くの人たちが抱えている 多くの傷と一緒に語ってほしい。部落民だけを特別視しないでほしい。 子どもたちがリアルに感じられる身近な問題から入ってほしい」 「橋はかかる」・・・・みなさん、ぜひ読んでみてください。
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