fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 9月10月と尼崎市の学校の運動会を見て回りました。 小学校5校、中学校2校、高校2校です。 どの学校もよくがんばっていました。 「尼崎の学校もええで」 と言いたくなりました。 その中から特に印象に残った演技(小1中1高1)を紹介したいと思います。 まずは、武庫東小学校の運動会です。 6年生の組体操です。子どもがキビキビ動き、すばらしい演技をしていきます。 その度に会場からは大きな拍手がおこりました。 最近の組体操は、音楽に合わせてする学校が多くなっていますが、音楽に合わせると きれいに流れるように演技が進んでいくのですが、拍手をするタイミングが難しいのです。 その点、今回の武庫東小は、笛の合図で動くので 「ピーーー」 のタイミングで大きな拍手 が起きるのです。 これが昔ながらの組体操の形です。 そして最終演技のタワーのあとは、最大級の拍手が会場全体から聞こえてきました。 「6年生退場します!」 通常は、全体が揃って退場して行きますが、ここはまず8人ずつがテントの前まで歩い て来て整列、そこから左右に分かれて退場していきます。そして次の8人、次の8人と 順番にやってきます。その堂々とした姿に観客はまたまた大きな拍手です。中には涙 ぐんでいる6年生もいました。あとで聞いたところによると、この組体操は練習中、なか なかうまく出来ず苦労の連続だったそうです。だからこそ、終わった瞬間に涙する子が たくさんいたのです。その涙を見て、6年生の先生も涙し、校長先生も閉会式で 「感動しました」と涙ぐみながら挨拶をされました。 私たちも胸がいっぱいになりました。 次に、日新中学校の体育大会です。 先生方は 「日々新たに・・日新中学校」 のロゴが入った揃いのポロシャツを着ています。 キビキビした先生方の動きにまずは感心しました。 プログラムを見ると「ヘビー棒テーションン」(もちろんAKB48の曲がかかります) 「マル棒のおきて」という今年の流行をもじったネーミングの演技がありました。 そんな中、1〜3年の 「二人三脚」 はすごかったです。 何がスゴイかというと、二人三脚なのに走っているのです。めちゃうまいのです。 もう全力疾走です。 横で見ている担任の先生も必死で声をかけています。 これはそうとう練習したなって思いましたが、その成果が出ていました。 だからこそ、結果発表の時の生徒の喜びようはすごかったです。 歓声、歓声、大歓声でした。 担任の先生ともハイタッチしながら喜んでいる姿はホンマよかったです。 授業時数の関係で行事にかける時間も少なくなっている中で、この生徒たちは朝練習や 休み時間練習を繰り返していたのです。練習の中でクラスの絆を深めていったのです。 最近は、行事の精選ということで、運動会の練習を少ししかしない学校もあります。 練習があまりいらない演技を選ぶ学校も増えています。 でも練習をしない演技では、子どもは燃えません。心に残りません。 先生も子どもも楽をしていては、感動のドラマは、けっして生まれないのです。 最後は、市立尼崎高校の体育祭です。 この学校には、「体育科」があるのですが、体育科の生徒による「集団行動」という演技は 市尼の名物演技です。毎年これだけは絶対に見たいという人もいるくらいです。 めっちゃいいですよ。ホント感動してしまいます。 1年生は体操服で演技、2年生は普段着で演技、そして3年生はブレザーで演技と それぞれの服装で、それにあった「集団行動」を見せてくれたのですが、 今回の3年生の演技は、たぶん日本体育大学の「集団行動」をモデルにしたものだと 思います。市尼の映像はないのですが、日体大の映像があるので、ここで紹介します。 もちろん日体大の方が上手なのですが、市尼も負けていません。こんな感じでした。 http://www.youtube.com/watch?v=Afpc_EcohcY
(私の息子も市尼体育科卒で、息子もこの演技はとっても心に残っているようです) 尼崎の学校、がんばってますよ。 尼の学校はええで! ※体育科教育の11月号(ただいま発売中)の巻末エッセイ。 今回のテーマは 「運動会はやっぱり秋がいい」 です。 本屋で見つけたら、読んでくださいね。
fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text_more
|