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2012年9月22日
やっぱり運動会はいいな
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21日、22日と運動会を見てきました。
 
大庄北中学校・・・・昨年に引き続き、2年連続です。昨年はズボンをずらし、いい加減な
走り方の生徒がけっこういました。でも今年は違いました。みんな全力で走っていました。
校舎耐震化工事で狭いグランドになり、きついコーナーに転倒者が続出していましたが、
すぐに起き上がり頑張るのです。男子800mリレーではスタートしてすぐのコーナーで
1位の子が転倒、あっという間に20mほど差が開きましたが、そこから必死で走り、
2走者にバトンパス、そして3走者でトップに立ったのです。1走者があきらめなかった
からこそ、ここまで挽回したのです。 すばらしい生徒たちです。
そんな生徒に育てたのが、真っ黒になって指導を続けた若い体育教師の金崎先生です。
 
竹谷小学校・・・・尼崎市で一番運動場の狭い学校です。でもそんな中をキビキビ動く先
生たちの姿に子どもたちも全力で演技です。4年生の徒競走でこんなことがありました。
最後のコーナーで転倒した子が悔しくて半べそをかきながら、テントの前を走っていきま
す。テントの中からも声援が送られました。そして視線をその子からゴール前に移すと、
そこには仲間が待っていました。ゴールしたその子の肩に手をかけ、なにやら声をかけ
ながら、戻っていきます。半べその子の表情が和らいでいきました。 
あぁ〜いいシーンです。本当にいい仲間たちです。 
それを笑顔で見ていたのが私の後輩の堀校長です。 「あいつ、ええ校長ですわ」
 
立花北小学校・・・・運動場に向かって歩いていると、ミストシャワーがふってきました。 
「あー気持ちがいい」 他にも給水タイムやなど熱中症対策がしっかりされていました。
リレーを見て感心しました。だいたいの学校では、リレーのバトンパスの時に教師が
コーナートップの指示をしています。 でもこの学校は、先生はそこにはいません。全部
子どもが、自分で判断し自分で動いていました。バトンパスの仕方もうまいし、テイクオー
バーゾーンの使い方も工夫が見えました。さすが体育のタチキタ(立花北)です。きっと
教室の学習でもこんなふうに自分たちで考え、動いているのでしょう。
11月1日の阪神地区公開研究会(体育)が楽しみです。
 
小園小学校・・・・最後の演技、6年生の組体操。 これぞ組体操という昔ながらの演技を
先生が笛1本で進めていきます。子どもたちは全身土まみれになりながら、黙々と演技を
続けていきます。静寂な運動場に笛の音だけが響きます。なんか涙が出そうでした。
後半は難しい技が連続していきますが、次々に成功させて大きな拍手が起こります。
さあ、ラストのタワーです。 運動場が大きな拍手に包まれました。
その時、指揮台に目を移すと、28歳の男性教員が目を真っ赤にしています。
何度も何度も袖で涙をぬぐっているのです。
 
 
やっぱり、運動会はいいなあって思います。
こんな経験をして子どもも教師も成長するのです。
感動の涙は、人間を温かく、そして大きくさせるのです。
 
 
 
 

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Posted by naka602 at 20:09 | TrackBack (0)
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