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2014年1月18日
我が子のようで、心配で
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今月の元気塾は、尼崎の若手3人組(あまさん)の実践発表でした。誠也先生、奈緒子先生、茜先生の3人は、新任教員として同じ小学校に赴任して以来、6年間いつも3人一緒に元気塾に来て勉強をしていました。ホント仲よしの3人組でした。


さて、
そんな3人が、一人45分ずつ、自分の取り組みを発表したのですが、
3人共、とっても素晴らしい実践で、私は驚くばかりでした。
3人には失礼でですが、私の予想以上の内容でした。

私が元気塾で話していたことをそのまま真似をするのではなく、
それを自分なりの実践にアレンジしているのです。
考え方の根本は共通していますが、やり方は三者三様です。
それぞれ自分の色も出しています。

この3人は、ただの仲よし3人組ではなく、お互いに切磋琢磨しながら
高め合う3人組だったのがよくわかりました。
今日はその3人組の元校長先生もわざわざ見に来て下さっていました。
そんな素敵な校長先生にも巡り会えた3人はホント幸せ者です。


ただ今日の3人の中の、茜先生には特別の思いがありました。
実は、茜先生は私の教え子です。
彼女が小3、小4の時の担任が私でした。
だから、まるで我が子のような感覚で、茜がいつも心配で心配で・・・。
ほかの先生方には
「元気塾はずっと通うものではない、早くここを卒業して独り立ちしろ」
と言いますが、茜には「ずっと来い!」でした(笑)

そんな茜の今回の実践発表を見て、
「あ〜知らないうちにこんなに成長したんだ」
「いつの間にか、こんな素敵な先生になっていたんだ」
と親バカ感覚で感動してしまいました(笑)

茜は、教師になる直前に難病に侵され、教師のスタートはけっして順調とは
いえず、その頃の彼女の言動には「自信のなさ」が見え隠れしていました。
でもそんな茜が、今は自分の立ち位置をしっかりと持ち、実践を堂々と
語れる教師になっています。
もう大丈夫です。

数年前なら、どんなことでも私の言うことは100%きいていたと思いますが、
今はきっと私に反論してくるでしょうね、私はこう思うって。
でも、これこそが私の願う姿です。よう成長したな茜。
小学校の時のように、頭をなでなでしてやりたい心境です(笑)


茜先生の実践発表の最後は、
BGMをかけながら小4の時の文集を読み上げました。
私を泣かそうとしたのでしょうか。
そんなことで泣くか、と我慢をしましたが、
不覚にもメガネの下に涙がたまってしまいました。


「見つめたい12年後の私」   4年3組 茜 
        
私はこの2年間で夢を持ちました。その夢とは教師になることです。教師といっても仲島先生みたいな教師になることです。明るくって、優しくて、少しこわいけど、勉強、勉強と言い、プリント5枚、計算5ページ、漢字ドリル10ページなんて指示をせずに、自分で考えて行動しろと言う。先生は日本一、いや世界一ステキですばらしい先生です。
私は先生にめぐり会えたからこそ「仲島先生みたいな教師になりたい」という夢を持ったのです。もしめぐり会わなかったら、私はごくふつうに学校生活を送っていたでしょう。
もし、先生になったら、あまり勉強、勉強と言わずに、自分で考えて行動させて、みんなで支え合えるクラスにしたいです。そしてゴールパスゲームみたいなゲームを作っていきたいです。「あれをしなさい」「これをしなさい」というのではなく、自分たちで考えて行動して、支え合って、助け合えるクラスにしたいです。(1992年3月)





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Posted by naka602 at 22:06 | TrackBack (0)
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