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2014年3月4日
まど みちお さん
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まどみちおさんが亡くなりました。
その夜、妻(小学校教員)が帰ってきて、こんな話を聞かせてくれました。

学校の帰り道、遠くから「ナカジマセンセー!」と大きな声がしたので
そちらを向くと、クラスの子が家から出てこちらに走ってきて
「センセー、まどみちおさんが亡くなったよ」
と知らせてくれたというのです。

妻は、まどみちおさんのことをニュースからではなく、
子どもから教えてもらったのです。

私はこの話を聞いて、なんか感動してしまいました。
クラスの子ども(5年生)が、まどみちおさんが亡くなったことを
担任の先生に、走って伝えに来てくれたということに・・・・。
身内を誉めるのはどうかとは思いますが、
妻の学級の様子が見えた気がして、凄いなあと感心してしまいました。




まどみちおさんのことで、もう一つ思い出しました。


   うたをうたうとき
            まど みちお
 うたを うたう とき  
 わたしは からだを ぬぎすてます

 からだを ぬぎすてて
 こころ ひとつに なります

 こころ ひとつに なって
 かるがる とんでいくのです

 うたが いきたい ところへ
 うたよりも はやく

 そして
 あとから たどりつく うたを
 やさしく むかえてあげるのです


この詩を私が知るずっとずっと以前、いえ詩だけではなく、
まどみちおさんの存在も知らなかった新任2年目の時の学級で、
東せつ子(小2)ちゃんがこんな文を書いていました。

 うたを うたうとき
 わたしは まずさいしょに
 こころを しずませて
 ほかのことは わすれます
 それから うたいます


あの詩を読むと、せつ子ちゃんのことを思い出します。
まどみちおさんのご冥福をお祈りいたします。


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Posted by naka602 at 09:43 | TrackBack (0)
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