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2014年6月26日
ええもん見せてもろた
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尼崎市では、授業力はもちろんのこと、みんなの目標や憧れととなる素敵な先生を「マイスター教員」として認定しています。
そしてマイスター教員による公開授業研修講座を開いて、資質開花、資質向上に取り組んでいます。今年度もマイスター教員の公開授業研修会は10回実施される予定です。

今日はその第1回目の公開授業研修会でした。
尼崎市立大島小学校の大津雅子先生の
3年図工「そっくりさん!びっくり変身!みてみてわたしの工夫」(粘土)。

授業、そして研修会でしたが、最後に教育委員の仲島として挨拶を求められ、
私は、吹き出しにして一言感想を述べました。
(ホンマに大きな紙に吹き出しにして書きました。これも大津先生の手法の一つ)
「ええもん 見せてもろた」


そうなんです、ホンマええもん見せてもらいました。
大津先生の授業は本当に素晴らしかったです。
授業、研修会が終わってからも、私の興奮は冷めやまずでした。
この感動は久しぶりでした。

大津先生は図工の先生ですが、図工だけでなくすべての教科すべての生活に
つながる授業をされていました。これが教育の基本であり原点です。
この大津先生の授業は、すべての教師に見てもらいたい。小学校だけでなく、
幼稚園、中学校、高校の教師にも絶対に見てもらいたい授業です。

見てほしいのは授業技術だけではありません。
大津先生の人間性や子どもに対する姿勢には本当に感動します。
見てもらうのは市内の教師だけではもったいないです。
「尼崎には大津先生がいる!」
全国の先生たちににそう叫びたい気持ちです。



今日の私は指導助言でも何でもなく、一教育委員としての見学だったので、
バインダーも持たずに見ていました。でも少しだけメモをしたので、それを
書き出しておきます。研修会のメモも。

・図工室の入口の掲示、中の掲示が生きている。楽しそう。

・子どもが教室に入ってくる前にドアの所で子どもたちに声をかけていた。その後子どもたちは静かに図工室に入ってきて、いい顔で席についた。さすが。

・先生はよく動くいて子どもに関わりよく声をかける。

・板書、キーワード等の視覚支援、わかりやすい。

・授業にリズムがある。ダラダラしていないので時間の経つのが早い。

・直接技術を教えるのではなく、気づかせながら教えている。

・子どもと子どもをつなぐ作業や言葉。マナーも教える。他者理解。

・言葉で伝えることの大切さ。言語活動は国語、算数、道徳にも通じる。

・どこから見るかによって作品は変わる。子どもの見方と同じ。

・子どもの言葉を拾いながら、広げていく。先生の言葉ではない。

・「ぼくのやり方でいいんだよ」

・粘土をつぶすとき「もとの命にもどしてください」

・粘土はいくらでも作り変えることができる。生きるメッセージ。

・「大人のうまい」から「子どものうまい」へ

・C評価の子をそのまま置いていてはいけない。BへAへ支援。

・先生の見本はうまくないほうがいい。

・一番大切なのは「子どもの姿」

・評価は「最後の作品の出来栄え」ではなく「子どもの姿」

・学び続ける者だけが、教え続けることが出来る

・不揃いな学習指導案。オリジナルをつくりたい。

・アイデア帳。気づいたらここ書いておく。私の大切な物。


※NHK教育(Eテレ)図工「キミなら何つくる?」
7/2 9:10〜9:20 7/3 15:30〜15:40 大島小の子どもたちが登場します。



最後に、

大津先生は私と同じ歳だそうです。(でも若く見えます。元気!)
ということは、残された時間はあと少しです。
ぜひぜひ、大津先生の授業を見てもらいたい! 
そう強く感じています。

こんなこと言うと大津先生は大げさやって怒るかもわかりませんが、
「大津先生は尼の誇りです」



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Posted by naka602 at 07:53 | TrackBack (0)
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