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2014年7月20日
夜中の家庭訪問
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昨日、夜の10時過ぎに携帯のベルが鳴りました。私が3年4年と担任したN君からの電話でした。
「今日、実家に帰ってきたのですが、先生、今から来れますか?」
「OK!今から行きま〜す!」

ということで突然の夜の家庭訪問です(笑)
N君の家には10時半に到着。
N君の4年と5歳の息子とおばあちゃん(母)の出迎えに、少し照れながらも
久しぶりのN君宅です。「夜分にすみません」(ホンマ夜分すぎるわ(笑))


「先生が俺らを担任した時の年齢になりました」
「そうやな、あの時『3年3組33歳の仲島です!』って紹介したからな」
「俺もその33歳です。ところで先生は何歳になったのですか?」
「58歳や!」
「えっ、ホンマに? 仲島先生は昔と変わらへんな」
「そうやろ(笑)若いやろ(笑)」

それからN君とN君のお母さんと3人で、ビールを飲みながら
しゃべるしゃべるしゃべる(笑)
N君はビールを飲む飲む、私もついつい飲む飲む(笑)
お母さんはそれを見ながらニコニコ付き合ってくれます。そして
気づいたら時計は深夜の2時を指していました。
「アカン、もう帰らなアカンわ」
ホンマなんちゅう家庭訪問や(笑)
そしてやっと帰りました(笑)

でもこんなにうれしいことはありません。
教え子とお母さんと、今でもこんなふうに話をすることが出来るのは・・。
ホント幸せな深夜の家庭訪問でした。


今、私の講演は「人権・同和教育」が中心なのですが、
私に同和教育の原点を教えてくれたのが、N君のお母さんです。
どんな研修やどんな講演よりも、N君のお母さんの言葉が私の心に一番響いた
のです。私の本当の人権同和教育はここから始まったといってもいいでしょう。
あの頃のある研修会で、私はお母さんから頂いた手紙を読み始めたのですが、
途中から涙が止まらなくなって、とうとう隣の先生に読んでもらう始末でした。

「人間を変えるのは教育しかありません。同和教育は必ず人間を変えます」
このお母さんからの言葉を胸に、私はこれまでやってきました。

今日から夏休みです。7月下旬の2週間は人権研修がたくさん入っています。
N君とお母さんのためにも、しっかり頑張りたいと思います。



※昨日、宜野座高校は準決勝で延長戦の末、沖縄尚学高校に負けました。
 その沖縄尚学高校が、今日優勝し沖縄県代表に決まりました。









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Posted by naka602 at 23:02 | TrackBack (0)
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