« 前のエントリー | Main | 次のエントリー » | TrackBack |


2014年9月25日
大庄北中学校 GLT
fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text
今日は尼崎市立大庄北中学校の研究発表会に行ってきました。大庄北中学校はいわゆる「しんどい学校」で、生徒指導上の問題行動も頻繁に起こっていた学校です。そんな学校の教職員が同じベクトルで力を合わせた様子が公開されました。

今回の研究発表会の目玉は 「GLT(グループ・ラーニング・タイム)」
これは大庄北の造語のようですが、先生も生徒も「GLT!」の合言葉で
頑張っていました。 平たく言えば「グループ学習」のことですが(笑)
「グループ学習」と言わずに「GLT」と言うのがナンカいい感じです。

今までよく見てきた中学校の授業の多くは、かまぼこ先生型授業です。
※かまぼこ先生とは「かまぼこ」のように黒板の板にくっついて授業をする先生。
でも今日は違います。先生も子どもも動きます。最初は一斉授業でも途中から
グループになって学習が進められていきました。1年生から3年生までどの教室
でも、一斉とグループがうまく組み合された授業づくりがなされていました。

3年生は4クラスですが、全クラス公開です。(自ら申し出たそうです)
国語、理科、社会、数学の授業が「GTL」を活用しながら行われました。
中3の生徒たちの目の輝きと授業者の目の輝きがぶつかり合い、教室を明るく
いい雰囲気にしていました。その関係性に感動です。

中3って大変なのです。でもその子たちがここまで出来るのです。
3年生の教室や廊下には、素敵なメッセージや写真が掲示されています。
学年便りには、素敵な歌も載っていました。
素敵な言葉に囲まれると、素敵な生徒が生まれてくるのです。
そんな先生方の取り組みに感心するばかりでした。


授業後の研究協議会では、大庄北中の取り組みの経緯も説明されましたが、
今まで数多くあった生徒指導上の問題事案も、ここ数年で激減(7割減)した
のは、教職員のチーム力、同僚性からのものでした。
今までも熱心に頑張る教師も多くいたのですが、そのベクトルの方向性が
定まらず、力が分散していたのを、ここ数年で方向性を定めた結果、チーム力、
同僚性が高まり、子どもたちが落ち着いてきたということです。
「力の生徒指導」から「対話と協調の生徒指導」へ
「外的動機づけ」から「内的動機づけ」へ
「短期」から「長期」へ
そんな取り組みの中で、子どもたち自身が、自分でやる気のスイッチを入れて
頑張り始めたのです。


研究主任がこんなことも言われました。
「私たちはグループ学習をすることによって、学力向上を求めてはいません。
 いや、そうなってほしいと思っていますが、今一番求めているのは
 子どもたちのつながりです。子どもたち同士がつながり「俺はここにいても
 いいんだ」「俺、頑張っているよ」「あいつがいてよかった」「私はここで
 頑張りたい」「仲間っていいなあ」そんな気持ちになってほしいのです。
 そこにGLTの狙いがあります」

大庄北中は、学力テストの数値的には、まだ学力向上の効果は出ていません。
でもこのGLTを続けていけば、きっと近い将来、成果は出てくると私は
確信しています。学力向上のキーワードは、やはり「仲間」です。
その「つながりと感動」です。


こんな話も研究主任から出ました。
「以前の学校で家庭学習の取り組みを外的に強化したら一定の成果は出ました。
 でもそれはその時だけで、こちらが手を緩めるとまた戻ってしまうのです。
 大事なことは内的にその子たちが将来にわたって頑張る意欲をつけてやること
 です。この1学期この1年ではなく、10年後20年後も自分で頑張る力を
 つけてやることなのです。そのためには将来のビジョンをもたせるキャリア
 教育が大事なのです」


大庄北中学校は 「子どもの未来への応援団」です。


fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text_more
Posted by naka602 at 00:35 | TrackBack (0)
TrackBack

この記事へトラックバックするには、このURLをお使いください:
https://www.bbweb-arena.com/trackback.asp?entry_id=116319