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2015年7月21日 |
尼崎の「教育総合会議」 |
その声は全国に広がり、首長も教育に意見が言える「教育総合会議」が出来たのです。ただし「教育の中立性」を保つためにも最終決定は今まで通り「教育委員会」が決めることになっています。 私が教育委員をしている尼崎市でも「教育総合会議」が始まりました。 ただ、尼崎市は以前から市長と教育委員の懇談会はしていたので、あまり違和感 はありませんでした。これまで通りの意見交換が自然に行われています。 先日の「教育総合会議」でこんなことがありました。 協議の中に 「いじめ防止基本方針」の文言についての協議もあったのですが、 それにたくさんの時間を費やしていることに私はイライラして 「事件は会議室で起こっているんじゃない。 事件は現場で起こっているんだ!」 と「踊る大捜査線」の織田裕二の言葉を言って 「いじめ防止基本方針」が、上で決まったところで、現場はなにも変わらない。 学校現場をどうサポートするかをしっかり考えてほしい。 上はすぐに「やれ調査だ」「やれ研修だ」「やれ連携だ」と言うのですが、 現場は忙しいのです。特に中学校の現場の先生たちは猛烈に忙しいのです。 そんな中でも生活ノートを毎日みていた岩手の先生を 簡単に批判しますが、きっといろいろあったのです。 あんな事件が起こらないためにも「いじめ防止基本方針」の 長々とした協議より、もっとすることがあるでしょう! いい教育をしようと思えば、やはり教師に余裕がないといけません。 学校や教師のサポートをもっと考えてほしい。 教育には、教師の豊かな人間性と心のゆとりと笑顔が必要なんです! と強く訴えました。(ちょっと熱くなりすぎました(笑)) でも尼崎市は、そんな熱くなりすぎる仲島にも、 ちゃんと応えてくださる尼崎市長や教育委員のメンバーです。 そのあとは、なかなかいい協議が出来ました。 尼崎市はなかなかええよ。 「教育総合会議」も「教育委員会」も傍聴が出来ます。 ぜひ一度ご覧ください。 |
今年の4月より「新教育委員会制度」により、首長(知事、市長、町長)と教育委員会が協議する「総合教育会議」が全国の自治体で始まりました。これまで「教育の中立性」ということで首長は教育については踏み込めないようになっていました。これは首長が変わるたびに首長の主義主張で教育が変わることを防ぐためなのですが、それに大阪の橋下市長などは異議をとなえていたのです。
Posted by naka602 at 23:22
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