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2015年10月19日
嬉しい再会
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今週は教え子との嬉しい再会が二度ありました。こういうことがあると「歳をとるのもいいもんだなあ」と思いますね。教師冥利に尽きますね。

14日は西宮・春風小のPTA講演会でした。
会場の体育館に入ると「仲島センセイ!」ってすぐに声をかけてくれたのは
私が先生になりたてのホヤホヤの1年目22歳、今津小学校3年3組の
篠畑有紀ちゃんです。
先月放映されたジョブチューンにも映っていた今津小の教え子です。
当時8歳の有紀ちゃんは現在44歳、ええお母ちゃんになっています。
PTA講演会の案内を見て「あっ仲島先生や」と参加してくれました。

私の1年目は、まともな授業はまったく出来ていませんでした。
ただ子どもと遊んだだけです。
そんな1年間でしたが、有紀ちゃんは
「すごく楽しかった。とにかく学校がおもしろかった」
と話してくれました。
とっても嬉しくて、講演会の冒頭に「私が22歳の時の教え子です」と
みんなの前で、有紀ちゃんを紹介してしまいました(笑)


もう1人の教え子との再会は昨夜です。
ジョブチューン放映後、メールをもらいました。
私が33歳34歳、平木小で3年4年と担任した津曲祐司君です。
当時10歳だった彼は現在34歳。当時の私の年齢になりました。
彼は4年生の3学期に三田市に転居したので、会う機会もなかなかなく今回
20数年ぶりの再会なので、待合せでわかるかなと気になっていましたが、
50m先から「あっツマガリくんや」って一目でわかりました。
頭の形が小学生の時とまったく一緒だったのです(笑)面影あり過ぎ(笑)

今回の再会に際して私はとても心配なことがあったのです。
彼は脳腫瘍を患っていると聞いていたのです。
でも会ってみると、とても元気でお酒も大丈夫と聞いて一安心。
生ビールで乾杯しながら話を聞いていると
「今年の4月に脳腫瘍の手術をしました。14時間の大手術で1か月半入院
 しましたが、今は本当に元気でホンマに脳腫瘍だったのかと思うぐらいです」
とあっさり話すのです。
でも相当難しい手術だったようで、そのスペシャリストに執刀してもらうことに
なり、本人は安心していたようですが、両親はすごく心配していたというのです。
そりゃそうですよ、親はめちゃめちゃ心配ですし、出来るものなら代わって
やりたいと思うものです。
でも彼は「自分でよかった。これがもし父や母だったらもっと心配です」と
言うのです。小学生の時からですが、相変わらず優しい彼に感心です。

津曲君がいろいろ小学校の思い出を語ってくれましたが、心に一番残っている
のは、討論の授業だったというのです。「御手洗川と東川」というテーマまで
覚えてくれていました。そして香住町の授業では、調べ学習をして手紙を書いて
香住町の町長さんが教室に来てくれたことまで詳しく話してくれました。
私が講演や研修で取り上げる「ゴールパスゲーム」のことも、もちろんよく
覚えてくれていました。ふーちゃん(山本総子さん)との学習はすごく印象的
だったようです。
そんな話を聞きながら、授業の裏話をしてやると「そうだっだんですかぁ」と
感心してくれました(笑)ちょっと自慢しました(笑)

彼は、小学生の時から真面目で一生懸命な子でしたが、今もそのまんまです。
お店の人が料理を出してくれると丁寧に「ありがとうございます」と
きちんと言うのです。その丁寧さにお店の人も恐縮するくらいでした。

彼は今「再生可能エネルギー事業戦略室」という部署で仕事をしています。
彼の仕事がきっと社会を変える大きな力になると思います。
頑張ってほしいです。

でもあんまり無理しないでほしいとも思っています。
頑張りやさんだからこそ、時々休憩しながら歩んでほしいのです。
体を大事にしてほしいのです。



帰りに彼が
「これ、うちの母からです。先生に渡してって言われました。
 うちの母は、先生のブログをいつも楽しみに読んでいますよ」

私はなんて幸せ者なのでしょう。
ありがとう津曲くん、そしてお母さんいつまでもありがとうございます。



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Posted by naka602 at 07:17 | TrackBack (0)
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