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2017年4月26日 |
みんなで応援しているぞ |
ソウイチ先生は中学校教師、私は小学校教師。 私が5年6年と持った子どもたちをソウイチ先生が中学1年2年3年と 持ちました。今流行りの小中連携を、当時(20年前)から私たちはやって いました。日々の連絡はもちろんしていましたし、A子に問題が起こった 時には、ソウイチ先生と私とクミ先生(Aの担任)と一緒にあちこち回り ました。 ソウイチ先生はその後定時制高校に異動し、ボクシング部の顧問になり 厳しい状況の子どもを見事に立ち直らせていきます。ボクシング部として も全国レベルです。また学校の生徒だけでなく、地域の子どもたちの指導 へも広げていきます。かつてのやんちゃ坊主がそんな子たちを指導してく れるのです。数年前まで、はじき出されていたやんちゃ坊主が、今は頼ら れる存在になり、生き生きと頑張っているのです。 前置きが長くなりました。 ちょうど1年前ほどになります。 自然環境センターのミニミニ水族館に、時々訪れる少年がいました。 中学卒業後、ブラブラとやってきて魚をじっと見ていたようです。 そんな様子を気にかけていたマユミさん(元PTA協議会会長)は 少年に声をかけます。そういう子は鋭いアンテナで感じるのです。 「このおばちゃんは、俺のことをわかってくれる」 そして少しずつマユミさんに心を開いていきます。 マユミさんから私に連絡が入ります。 「気になる少年と出会いました。彼はボクシングが好きな子です」 私はマユミさんにソウイチ先生のことを紹介します。 ソウイチ先生にもそんな少年がいることを伝えました。 マユミさん⇒仲島⇒ソウイチ先生⇒仲島⇒マユミさん そんなつながりの中で 少年はソウイチ先生の定時制高校の2次募集に応募してきました。 あれから10か月。 先日、少年はボクシングの試合で初勝利をあげました。 いつも一番後ろからついてきていた少年が、 リングの上で審判に右手を高々と挙げてもらったのです。 あのミニミニ水族館で、魚にだけ話しかけていた少年が 今、堂々とリングの上で輝いているのです。 あの時、マユミさんが声をかけてくれなかったら 少年は、今もどこかをブラブラしていたかもしれません。 私から言うのはおかしなことですが 「マユミさん、ありがとう」 「ソウイチ先生、ありがとう」 そして少年に言いたいのです。 「みんなで応援しているぞ」 マユミさんは、ソウイチ先生と一度も会ったことがありません。 私は、少年と一度も会ったことがありません。 マユミさん、ソウイチ先生、仲島、少年は奇妙な関係です(笑) そんな4人が、5月にボクシング部練習場で 「ご対面〜〜」の予定です。あ〜〜楽しみ。 |
昨夜は戦友との飲み会です。戦友という言い方はふさわしくないのでしょうが、一緒に戦ってきた仲間なのでそう言いたいのです。いえ、一緒に戦ってきたという言い方もふさわしくありません。無難な言い方は「一緒に取り組んできた仲間」ですね(笑)
Posted by naka602 at 08:21
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