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2017年6月17日
4月26日の続編
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4月26日ブログ「みんなで応援しているぞ」の続編です。4月26日のブログには、5月に「ご対面〜〜」と書きましたが、少し遅れて先日6月12日にそれが実現しました。

少し振り返ります。
昨年の今頃、ある公共施設でブラブラしていたT少年に、マユミさんが声をか
けました。T少年はマユミさんに心を開きます 「俺ボクシングがしたい」 と。
そして、マユミさんから私に「ボクシングが好きなT少年」のことが伝えられ
ました。私はマユミさんに「定時制高校ボクシング部監督のソウイチ先生」を
紹介しました。
マユミさん⇒仲島⇒ソウイチ先生⇒仲島⇒マユミさん
そしてT少年は、2次募集を受け、ソウイチ先生の高校に入学し、ボクシング部
に入部。そして猛練習の末、この春にやっと初勝利をしたのです。


そのT少年とマユミさんの1年ぶりの再会の日がやってきました。
6月12日、K高校ボクシング部の練習場に、マユミさんと私が足を踏み入れる
と、T少年はマユミさんの姿に気がつき、すぐに駆け寄ってきました。
「T君は私のこと、覚えているかな?」と不安げだったマユミさんの目には
熱いものが込みあがってきます。
「ありがとうございますっ!」 とマユミさんと私に一礼して、すぐに練習に
戻っていくT少年。

それから2時間、マユミさんと私はずっと練習を見ていました。
1年前のあの時、一人で寂しく水槽の魚を見ていたT少年が、今こんなに
生き生きとボクシングに打ち込んでいるのです。
先輩に「お願いシマッス」とグローブを合わせて、何度も打ち合いをします。
まだまだ先輩には及びませんが、果敢に打ち合っています。

そして今度は、ソウイチ先生相手にミットうちです。
ソウイチ先生の出すミットに、思い切りパンチを出すのです。
「さあ、こい!」「さあ、ここだ!」「もっと強く!」「もっと振って!」
そんなソウイチ先生の声に負けじと打ち込むT少年の姿になんか感動です。
それはまさにテレビドラマのようなシーンです。
そんな私でしたが、ふと横を見ると、目頭をおさえるマユミさんがいました。
そらそうでしょう、1年前フラフラしていたあのT少年が、目の前でこんな
に頑張っているのですから・・・。


練習が終わったあとにソウイチ先生が話してくれました。
「Tは今日張り切っていましたよ。いつもよりホンマ頑張っていましたよ。
きっとマユミさんにいいところを見せたかったのでしょうね(笑)」


実は今、ソウイチ先生は、指が骨折していて治療中の身です。
それでもミットをはめ、子どもたちのパンチ、いえ気持ちを受けとめて
くれるのです。
「ソウイチ先生は、こんな俺でも認めてくれた」
「こんな俺でも応援してくれる」
そしてボクシング部は
「こんな俺を仲間に入れてくれた」


T少年は、見事に立ち直りました。
1年前のマユミさんのたった一つの声掛けから・・・・。



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Posted by naka602 at 08:50 | TrackBack (0)
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