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2019年9月14日
あまよう特別支援学校
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今日は、尼崎市立あまよう特別支援学校の新校舎竣工記念式典でした。前身の尼崎養護学校は昭和33年(1958年)全国で5番目、県下では2番目に出来た歴史ある養護学校です。場所は西宮市田近野町、なんと市外にあったのです(当時は尼崎市の飛び地)そんな尼崎養護学校を市内に移転するのは長年の願いでもありました。
そして10年近く前からやっと計画が進み出し、ついに市役所の南の1等地に新築移転が実現したのです。本当に長い道のりでした。
名称も「尼崎養護学校」から「あまよう特別支援学校」に変わりました。
「あまよう」とは尼養のことで長年言い慣れた名前だったので新校名にも
残されました。その意味付けはPTA中心に考えられました。
あ・・・あかるく
ま・・・まえをむいて
よ・・・よろこび
う・・・うまれる
「明るく前を向いて喜び生まれる」という意味です。素敵な解釈です。

今日の式典で「愛唱歌」が初披露されました。児童生徒の合奏と合唱です。
とっても素敵な歌でした。

『あまよう だ〜いすき』
教室から響く 楽しい学びの声
 澄んだ瞳と 輝く笑顔
友達が好きで 勉強が好きで
 音楽が好き 学校大好き
チューリップ伝える 長い歴史と
 これからの道 歩んでいこう

あまよう あまよう 明るく
あまよう あまよう 前を向いて
あまよう あまよう よろこび
あまよう あまよう うまれる



この日の新校舎を、この子どもたちの姿を、この歌を・・・
私の母に見せたかったです。
3年ほど前から、ベッドの上の母に
「あと3年やで、新校舎を見に行こうな。車いすで連れていくね」
「頑張って長生きしょうな」
といい続けていました。
でもそれは叶わず、昨年4月に母は93歳で天国に旅立ってしまいました。
今日はそんな母の写真をポケットに忍ばせて式典に参列しました。
そして時々ポケットから出して「ほらっ、見てよ」と様子を見せました。
きっと天国から喜んでくれていたと思います。

母は、昭和33年(1958年)尼崎養護学校の開校メンバーでした。
今日、初披露された愛唱歌にも「チューリップ」という言葉がありましたが、
開校時に「チューリップ」を提案したのは母でした。
学校のシンボルとして、今も校章のデザインは「チューリップ」だし、
通学バスも「チューリップ号」です。
母の思いは今も引き継がれているのです。
愛唱歌の「♪チューリップ伝える長い歴史」の歌声に涙があふれました。


開校時、私はまだ2歳でしたが、あの忙しい中、どうやって子育てをして
いたのでしょうね。学校も大変、家も大変だったはずです。
その上、全国初の「養護学校教諭」の免許も取得したのですから
母は相当なスーパーウーマンだったのでしょうね。
今更ながら、我が母を尊敬します。


「お母さん、ついに出来たよ」


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Posted by naka602 at 23:37 | TrackBack (0)
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