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2020年3月22日
アスリートセンタード
昨年の尼崎市立尼崎高校バレー部等の体罰事案を受けて、尼崎市・尼崎市教育委員会は「体罰根絶に向けた有識者会議」をたち上げ、何度も議論を重ねてきました。そのまとめがまもなく発表、公開されると思います。

まだ公開されていないので、全部は言えませんが、ちょっとだけ
ここに書いておきたいと思います。
報告書の中にこんな言葉が出てきます。
私個人としてはとても気に入っている言葉です。

「プレーヤーズセンタード」

という言葉です。
「プレーヤーズファースト」「アスリートファースト」とは違うのです。
「アスリートファースト」は選手が1番です。 じゃ2番は?3番は?
「アスリートセンタード」は順番ではなく、選手が中心でその周りに
指導者がいる。大会等がある。あくまで選手が中心であり主体である。
という意味です。
そしてコーチも日々学び、一緒に成長しグッドコーチになるということです。
私は全然知らなかったのですが「アスリートセンタード・コーチング」と
いう言葉はすでによく使われているそうです。ネット検索でも出てきます。

これは
「アスリートファースト」がダメということではなく
「アスリートセンタード」の方がしっくりくるというのが私の感想です。
学校も同じです。
「子どもファースト」より「子どもセンタード」の方がしっくりきます。


東京オリンピックパラリンピックの延期や中止が現実味を帯びてきました。
「アスリートファースト」の言葉もよく出てきますが、
まさに今こそ「アスリートセンタード」であってほしいですね。



※この機会にオリンピックのあり方をもう一度考え直す時期なのかもしれません。
先日読んだ「東京五輪1964」(文芸春秋社)の中にも、最近のオリンピックの
あり方への疑問が書いてありました。
クーベルタンは天国から「もう一度原点に返れ!」と叫んでいると思います。





Posted by naka602 at 19:59 | TrackBack (0)
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