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2020年11月12日
38年前の1年生
今回は38年前の1年生担任時の典子と知佳が会いに来てくれました。子どもの頃の顔しか覚えていませんでしたが、会うとやはり面影がありました。

まずは彼女たちに謝りました。
「あの時、先生は25歳、まだ何にもわからない新米先生。そして初めての
1年生担任で、しっかり授業が出来ませんでした。ごめんなさい」
そして
「あの時、初めての1年生相手でわけがわからなくて、4月はめちゃくちゃ
しんどくて倒れるかもしれないと真剣に思ってたんやで」と。

でも典子と知佳は「毎日楽しかったよ」と言ってくれ、ホッとしつつも
実は私もホンマ楽しい1年間でしたし、教師としての基礎基本を学んだ
貴重な1年間でした。1年生の指導は教育の原点ですから。
時々、5年6年ばかり繰り返して担任している男性教師もいますが、
せっかく小学校の先生になったのだから、1年生を担任するのはすごく
勉強になるのにもったいないなと思います。


今回、LINEで「元気体操」の話が出ていたので、「元気体操」などを含んだ
「踊りCD集」を持っていってやりました。それを見るなり
「わぁ〜元気体操や、アブラハムの子もある。私、ビリーズバーべキューも
覚えているよ」と大騒ぎです。ビックリ(笑)そして感動です(涙)

ビリーズバーベキューは、私が考えたジャズ体操です。柄にもなくジャズ体操
の講習会に出て、動きを学んできて作ったので、私の思い出のジャズ体操です。
実はこの時以来、私のクラスではずっとこれを踊っていたのです。41歳の時の
クラスの子もよく覚えてくれています。そんな名作です(迷作?)
高学年ならともかく1年生の典子が振付も覚えていたし、知佳は運動会で腰に
赤い布をつけて踊ったことも覚えていました。凄いです。


私の講演会のネタ話になっている1年生です。
「仲よしをどう教えるか」・・・牛乳瓶が倒れてこぼれた時の行動
「友だちが吐いた時にどうするか」・・・友だちのために動く仲間
「つまずきを乗り越える力をつける」・・・衝突の回避、補助線の廃止
「1年生の作文指導、書きたくなる工夫」・・・うさぎの眼
「みきちゃんとの別れ」・・・新幹線に手を振る
「うんこの話」・・・・子どもの未来への応援団

今はノロウイルスのことがあり、友だちが吐いた時は子どもを近づけない
のですが、当時私のクラスでは全部子どもたちが片づけていました。
典子が「そうやねん、その時はすぐに砂を持ってきてかぶせるねん」と今も
しっかり覚えていてくれました。
この「吐いた時の話」は「うんこの話」とともに私のウケ2番です。
「吐いた時の話」は、めちゃ笑う話で、めちゃいい話なのですが、
今は出来ないのが本当に残念です。

典子が「私たち、凄かったのですね」と言うので
「ホンマ凄い1年生だったよ。何でも自分たちで出来ていたよ」と言って
やると典子も知佳も満足そうな顔をしていました(笑)

「1年生だから出来ない」じゃなく「1年生でも出来る」と私はほとんど
何でもさせていました。
もう時効だから言いますが、「給食の熱いおかずは必ず先生が入れる」と
学校で決められていましたが、私は1年生にさせていました。1年生でも
しっかり教えたら、しっかり出来るのです。危険だからこそ、1年生も
慎重にやるのです。1年生は凄いのです。なめたらアカンのです。

知佳が「私、今も作文は苦手なんです」
典子は「私は、作文はずっと好きでした」
と言ったので
「それは1年生の時と変わらんな。だって1年生の時も典子の文は長いのに
知佳の文は短かったもんな」
と大笑いでした。(それは担任の指導が悪かったのです。知佳ごめん)


最後は3人で「段西はホンマよかったねえ〜〜」で締めくくりました。
今日は有紀が来れなかったので、次回またすることになりました(笑)



ちなみに今日の昼ごはんは、
知佳が会社から持ってきてくれたエースコックのカップ麺でした。
「ブタブタ子豚、おなかがすいた、ブー」
ごちそうさまでした。


Posted by naka602 at 20:40 | TrackBack (0)
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