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2006年12月15日
いい話。
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今日は息子の高校の広報誌に載ってた話。
 俺、小さい頃に母親を亡くしてるんだ。
それで中学生の頃、恥ずかしいくらいにぐれた。
親父の留守中、家に金が無いかタンスの中を探しているとビデオテープがあったんだ。俺、親父の変なビデオかな?なんて思って見てみた。
そしたら・・・・・
病室の上にお母さんがうつってた。
「○○ちゃん二十歳のお誕生日おめでと。なにも買ってあげられなくてゴメンね。お母さんがいなくても、○○ちゃんは強い子になってるでしょうね。・・・」
10分くらいのビデオテープだった。
俺、泣いた、本気で泣いた。
次の瞬間、親父の髭剃りでパンチパーマ全部剃った。
みんなにバカにされるくらい勉強した。
俺が一浪だけどマーチに合格した時、親父、まるで俺が東大にでも受かったかのように泣きながら親戚に電話してた。
そんで、二十歳の誕生日に、案の定、親父が俺にテープを渡してきた。
また、よく見てみたら。
ビデオを撮っている親父の泣き声が聞こえてた。
お母さんは、笑いながら「情けないわねぇ」なんて言ってるんだ。
俺また泣いちゃったよ。
親父も辛かったんだろうな、
親父にその事言ったら、知らねーよなんて言ってたけど、
就職決まった時、
親父が「これでお母さんに怒られなくて済むよ」なんて言ってた。
 
親父、今まで育ててくれてありがとう。
お母さん、天国で俺のこと見守っててください。

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Posted by sakamatu at 10:55 | Comments (2)