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毛馬胡瓜(けまきゅうり)

大阪市都島区毛馬町が起源の黒いぼ胡瓜。長さが約30cm太さは直径3cm位。花つきの方は淡緑白色からやや黄色かかっています。長いので1本1本にオモリ付けてまっすぐにします。作るのに大変手間がかかっているんです。 漬物用として使われることが多いのですが、kichoは洋風のものにも挑戦!多くの人に大阪野菜を知って頂けますように・・・。(6月末〜8月中旬)

勝間南瓜(こつまなんきん)

勝間南瓜(こつまなんきん)は大阪市西成区玉出町(旧勝間村)が発祥の地。「勝間」とはそのあたりを領した武将の姓で、もともとは古妻浦という地名だったようです。稲作に適さないこおの土地でも、この南瓜なら作れるので、この土地の特産品になったそうです。1960年頃には河内娘の波瀾万丈を描いた『こつまなんきん』という小説までも出て、大ブレイクしたそうです。(知ってますか?)現在では、大阪市西成区にある生根神社では、冬至に行われる「勝間南瓜神事」で風邪除けや魔除けを祈願し、姉妹煮(勝間南瓜と小豆を一緒に煮たもの)を参拝者に振舞う慣習もあるようです。 この勝間南瓜が復活したのはつい最近、平成12年のこと。和歌山で種子が見つかったのがきっかけです。今では富田林かなん町や大阪市で作ってくださっています。せっかく見つかったこの勝間南瓜、是非大切にしたいですね(7月末〜8月末)。
ところで、西洋南瓜とこの勝間南瓜、いったい食べた感じはどう違うのでしょうか?西洋南瓜は粉っぽくホクホクし、おなかにずっしり溜まる感じがして甘みも多いように感じます。 一方、勝間南瓜は日本南瓜特有のべチャっとした粘質で、お年寄りにも食べやすいように思います。又、甘みもさっぱりしています。 栄養的には西洋南瓜の方が上回っていますが、それでもカロテンやビタミンCが豊富に含まれています。「冬至に南瓜を食べると風邪をひかない」というように、感染症に対する抵抗力をつけてくれるようです。
また、ビタミンEも豊富で、老化防止、動脈硬化予防、冷え性、肩こりの症状も和らげる効果があるようですよ! 日本では昔から「冬至に南瓜」や女性の好きなものとして、「芋・蛸・南瓜・芝居・蒟蒻」などと、いろんなところで南瓜は出てきで南瓜は出てきますが、最近では10月31日のハロウィンまでポピュラーとなり、本当にいろんな場面で食べられるようになりました。旬は夏の野菜ですが、長期にわたって保存できるからでしょうね。

天王寺蕪(てんのうじかぶら)

大阪の通天閣でも有名な天王寺で作られていた天王寺蕪。信州名物、野沢菜の親と言われています。皮まで甘く柔らかい。葉まで美味しくいただけます。

田辺大根(たなべだいこん)

大阪市東住吉区の田辺地区の特産であった白首大根。丸みをおびた大根。葉には毛じがなく、肉質は緻密。甘みのある大根。

守口大根(もりぐちだいこん)

およそ1m〜2m位で世界一長い大根とされる。守口大根は16世紀頃から大阪の天満宮の辺りで守口漬けが作られていたそうで、名付け親は豊臣秀吉だそうです。平成19年8月に大阪府の『なにわの伝統野菜』に認証。現在では岐阜県や愛知県で多く栽培されている。 主に漬物として食され、生で食べると(個人的には)皮は柔らかいが大根は辛いので、下処理が必要に思う。

玉造黒門越瓜(たまつくりくろもんしろうり)

大阪城の南東にある玉造門(黒門)付近が発祥の地。太さは約10cmくらいで、白い縦縞がある。あんかけの煮物もおいしいが、サラダにも最適。(7月下旬〜8月下旬)

門真蓮根(かどまれんこん)

蓮根徳島県が有名ですが、昔は大阪の門真市(北河内)が日本一の蓮根生産地でした。(門真市は沼地で蓮根栽培に向いていたそうです。)蓮根産地の門真では蓮根を使った郷土料理、蓮根餅や蓮根の白和えなどがある。

鳥飼茄子(とりかいなす)

摂津市の鳥飼地区で栽培されている丸茄子。京都の加茂茄子に似ているが、ややしもぶくれで果肉が緻密。独特の甘みがおいしい。収穫量が少ないので、農家の方は大変苦労なさっているとのこと。昔も今も収穫期には多くの料理人から注目されている野菜です。(7月初旬〜8月初旬)

八尾枝豆(やおえだまめ)

大阪府八尾市で取れる最近マスコミにもよく取りあげられる大阪野菜。甘みも充分あり、実も大きくしっかりしている。若ごぼうが終わる、3月中旬頃から種をまいて苗を作り、約90日頃で収穫時期を迎える。収穫した枝豆は2〜3日までが一番美味しい。

八尾若ごぼう(やおわかごぼう)

大阪の人は春先によく食べる、ほろ苦くて春の香りたっぷり詰まった若牛蒡。最近とても注目されています!! 地元では『やーごんぼ』と言われ親しまれています。八尾のごぼうだから?又は矢のように束ねて出荷するから?だとか。若ごぼうは、江戸時代に大阪市の上町台地で栽培が始まったとされ、大正時代の頃に八尾市でも栽培が広がったそうです。今では100軒以上の生産者がいるそうです。今では九州、高知県でも作られているそうですが、八尾のごぼうは柔らかさが違います! また、「八尾若ゴボウ」の葉には「ルチン」(ルチンは植物に含まれる色素成分フラボノイドの一種で、毛細血管を強化する働きや血流をスムーズにする働きを持ち、高血圧や動脈硬化などのリスクを軽減する機能性成分として期待されている。)が高いレベルで含まれていることも発見されました。 八尾若ゴボウの葉身に含まれるルチン量は“ルチンの王様”と呼ばれるダッタンソバに匹敵するそうです。ちなみに、八尾若ゴボウの葉身中のルチンは冬から春にかけて増え続けるそうです。根から葉まで 全て食べることができる「八尾若ごぼう」は、食物繊維をはじめ、ビタミン類、鉄分、カルシウムも豊富です♪
食べ方:葉は掻き揚げ天ぷらなど。根や茎(葉柄)は煮浸し、和え物、炒め物など。切った若ごぼうは、かるくさらして苦味を抜いてから調理します。あまり水にさらし過ぎると茎は割れてきます。余すところなく全て食べることが出来る野菜です。

紅蓼(べにたで)

大阪、久宝寺でベニタデを栽培している方が4件ほどあるそうです。ベニタデは種の養分のみで育てる為、出回っている物は完全無農薬だとか。お水しかやらないそうです。しかしとっても栽培に手間のかかる野菜。昔は栽培法方は隣近所にも教えないほど秘密にされていたそうです。

貝塚早生玉葱(かいづかわせたまねぎ)

大阪の貝塚市で昔から作られていた「貝塚早生玉葱」。一時期は幻となっていたようですが、ここ十数年で復活しつつあるものの、まだまだ量は少ない状況のようです。味はとてもみずみずしく、そして甘い!!ちょっと蒸しただけでとろーっと甘みが増します。形は普通の玉葱に比べてやや平べったいです。一度食べたらこの味にやみつきになります。

難波葱(なんばねぎ)

大阪の「難波葱」。太くて甘い、すき焼きや葱鮪に最適です。味はとても甘い!!切ると中から、俗に言うハナミズがドローっと出てきます。葱坊主がついている茎は硬いですが、付いていない葱は柔らかく、火の通りも早いので、もちろん葱焼きにも最適です。 葱坊主が開く前のつぼみを積んで、から揚げにするとブロッコリーを食べているような、葱とは違うなんともいえない食感と、ほのかな葱風味がまた珍味!と生産者の上田さんに教わりました。蕾ばかり食べてしまうと種が取れなくなるので、生産者方だけに許される贅沢な食べ方です。

吹田慈姑(すいたくわい)

通称『姫慈姑』とも呼ばれる吹田慈姑は、栗のようにほくほく。豊臣秀吉も大好きだったとか。

河内一寸空豆(かわちいっすんそらまめ)

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写真は空豆の菜種。茹でて食べるとなんとも、空豆の甘い味がします。かわいい花がちょこんとついて、います。

木積筍(こづみたけのこ)

泉州、貝塚に美味しい筍があります。木積筍。大阪の料亭でも珍重されている京都にも負けない白子です。

三島独活(みしまうど)

高級珍味の三島独活です。生産者が少なくなり、収穫のある3月に少し市場に出回る貴重な野菜です。

大阪菊菜(おおさかきくな)

  

田芹(たぜり)

 

ささげ(ささげ)

 

黒丸君(くろまるくん)

大根?蕪?実は大根の仲間です。初めて見たときはビックリしました!! かなん町で作られていました。皮は硬いが甘みが充分にある。黒皮大根は辛味がはしるが、黒丸君は全然そんなことはありません。葉はもろく、大根を抜くときに取れやすくなっているような気がします。中は真っ白なので、皮ごと焚くと、まるで鯨のコロのようにも見えます。ちょっと変わっていますよね。

米(こめ)

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kichoの玄米は、主に岡山・奈良・大阪のものを季節に応じて使用しています。玄米は体に良いとされていますが、いったいどうよいのでしょうか? 実は白米よりビタミン、ミネラル、食物繊維、カルシウムが多く含まれているので、疲労回復・夏バテ防止・老化防止・便秘予防などに効果的なようです。 また、動脈硬化などの生活習慣病にも良いようですよ。おかずが少なかった昔、大阪船場の人は麦飯や玄米ごはんではなく、好んで白米を食べたので、お上も使用人も脚気になる人が多かったと言う話もあるとか・・。 朝食に玄米を食べると体温を上昇させ、脳の活動が活発になるようです。噛むという動作は脳を刺激したり、あごの筋肉も衰えなくて良いとも言われているので、美容と健康の為に是非朝食からはじめてみませんか?

和泉蛸(いずみだこ)

 

鯵(あじ)

 

エイ(えい)

 

鱶(ふか:アブラツノサメ)

 

鯉(こい)

 

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